- 2019/11/22
11月22日はいい夫婦の日。酷い語呂合わせですね。いい夫婦かどうかは別にして、価値観が近くて、得意技が違う組み合わせって、楽かもしれません。
価値観が違い過ぎるとぶつかるし、得意技が同じだと苦手なものをやる人がいなくなっちゃうから。
人生の最期はこんな状況は、やっぱりイヤです。
ご冥福をお祈りいたします。
https://mainichi.jp/articles/20191016/k00/00m/040/259000c
関根さん夫妻は、決壊した夏井川から約300メートルの距離にある平屋建て住宅で2人暮らしをしていた。12日夜は寝室で布団を並べて寝たが、13日未明に百合子さんがトイレに行くために起きると、布団の下がぐっしょりとぬれているのに気が付いた。浸水が始まっていた。
治さんは約5年前から腰の病気で足が不自由になり、この1年は何かにつかまって立つのがやっと。治さんは窓際まで移動し、窓から外に叫んで近所に助けを求めた。百合子さんが自分の部屋で、貴重品を部屋の高い所に移していると、水位は一気に上昇した。
「体冷えるから、早くこっちに来て」。百合子さんは自分の部屋のベッドに上り、治さんを呼んだ。「しっかりして!」。手を握り、ベッドに上げようとしたが、水につかった治さんは体に力が入らない。「長いこと世話になったな」。ぐったりしたまま、治さんはこう言い残して泥水に沈んでいった。