戦略とは、目標と現在地が乖離しているときにこと必要なんで、積み上げで目標を決めた時点で戦略なんて要らないですね。

戦略とは、目標と現在地が乖離しているときにこと必要なんで、積み上げで目標を決めた時点で戦略なんて要らないですね。

来年度に向けて、事業計画を考える時期です。

この時期になると、戦略はどうなんだ、戦略を議論しないと、と偉い人から現場の人まで異口同音に言います。

でも、なんか変。

というのは、ストレッチしていない目標を立てて、戦略を議論しようとしている人が多いから。

 

例えば、大学受験。

自分の偏差値が60だとして、偏差値70の学校に入りたいと思えば、偏差値が10足りないので、それを入試当日まで、どうやってクリアするかを考えるのが戦略です。英語は捨てて、数学で一発勝負をかけるのか、あるいは、過去問の傾向から見て、近現代史は捨てるのかなど、考え方は様々です。

もし、自分の偏差値が60で、偏差値50の学校に入りたかったら、どうでしょう?

何もしなくていいですよね。強いて言えば、健康管理ぐらい。戦略なんて要りません。

つまり、戦略というのは、実現が難しい目標に対して、達成するために、何を捨てて、何にリソースを集中するかを考えることなんです。

 

なので、現場でできそうな数字を積み上げて、事業計画の目標値と言った瞬間、戦略というものは不要になるわけです。戦略を議論するのは時間の全くのムダ。

結局、何が言いたかったというと、目標を立てるときは、できる数字じゃなくて、やりたい数字をベースにしないと、意味がないということで、事業計画の数値は、ボトムアップじゃなくて、トップダウンで決めろ、ということです。