- 2018/09/09
コペル君、世間一般の評判はそこそこみたいですけど、私には、全く良いと思えませんでした。
これって、何がいいんでしょう? 私には出来損ないの道徳の教科書みたいにしか思えないんですけど。 それ……
すごく、参考になるというか、私が普段、思っていることを言語化してくれたような内容です。
自分が読みたいものを書く、他人の評価は気にしない、というのは特にその通りだと思いました。
ただ、一次資料にあたるというのは、あまり賛成していません。プロフェッショナルのライターになるつもりじゃないですから。一次資料を見ながら書いていると思わる人を知っていれば、十分かと思っています。
【目次】
はじめに 自分のために書くということ -書いたのに読んでもらえないあなたへ序章 なんのために書いたか
付録1 田中泰延が書いた記事10選第1章 なにを書くのか 〜ブログやSNSで書いているあなたへ〜
その1 文書と文章は違うことを知っておく
その2 ネットで読まれている文章の9割は「随筆」
その3 書く文章の「分野」を知っておく
その4 定義をはっきりさせよう
その5 ことばを疑うことから始める
文章術コラム❶ 広告の書き方第2章 だれに書くのか 〜「読者を想定」しているあなたへ〜
その1 ターゲットなど想定しなくていい
その2 だれかがもう書いているなら読み手でいよう
その3 承認欲求を満たすのに「書く」は割に合わない
その4 何を書いたかよりも誰が書いたか
その5 他人の人生を生きてはいけない
文章術コラム❷ 履歴書の書き方第3章 どう書くのか 〜「つまらない人間」のあなたへ
その1 つまらない人間とは「自分の内面を語る人」
その2 物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛
その3 一次資料に当たる
その4 どこで調べるか
その5 巨人の肩に乗る
その6 感動が中心になければ書く意味がない
その7 思考の過程を披露する
その8 「起承転結」でいい
文章術コラム❸ 書くために読むといい本第4章 なぜ書くのか 〜生き方を変えたいあなたへ〜
その1 書くことは世界を狭くすることだ
その2 貨幣と言語は同じもの
その3 書くことはたった一人のベンチャー起業
その4 文字がそこへ連れてゆく
その5 書くことは生き方の問題である
付録2 田中泰延について書かれた記事5選+おまけおわりに いつ書くのか。どこで書くのか。
https://www.flierinc.com/summary/2051
・ネット上で読まれている文章の正体は、「事象と心象が交わるところに生まれる文章」である「随筆」だ。自分が綴ろうとしている文章の分野を認識することは大事である。
・自分が言いたいことを書いている人がいないから、自分が書くしかない。それが、読み手として読みたいものを書くということの出発点だ。
・愛と敬意が文章の中心にあれば、書かれたものには意味がある。
・書くこととは、生き方の問題だ。書こうと思うなら、自分のために、読みたいことを、書けばいい。