嫌われた監督、内容というか、題材はとても面白かったです。でも、なんか文章が、あちこちに飛んでいて読みにくかったです。

嫌われた監督、内容というか、題材はとても面白かったです。でも、なんか文章が、あちこちに飛んでいて読みにくかったです。

各章の中で、複数の登場人物を交錯させているのですが、なんだか、とても読みにくかったです。

こういう文章を書くのが、文章が上手だと思っているのかなぁ。違うと思うんですけど。一応、文章のプロなんでしょうけど、そうは思えませんでした。せっかく、いい素材なんだから、シンプルに味付けすればいいんじゃないでしょうかね。

川崎の話とか、森野の話とか、そのまんま書いてもらったほうがいいと思います。小細工して、感動が薄まった感じでした。

 

落合監督は、どうかと思うところは当然あるものの、大筋で好きです。

まず、常識として言われていることを疑ってかかる姿勢がいいです。場の空気に流されないというんですかね。

そして、やるかやらないかを自分で決めさせるところもいいですし、選手の仕事と監督の仕事を明確にわけて、それぞれが、それぞれの役割をこなすという姿勢も好きです。勝つために、必要以上の人情は要らないんですよね。それは、感情がないこととは別の話です。

 

あと、レベルが違い過ぎるので、おこがましいのですが、私も「嫌われた管理職」という認識を持っていて、そういう意味でも共感できました。

なぜ 語らないのか。
なぜ 俯いて歩くのか。
なぜ いつも独りなのか。
そしてなぜ 嫌われるのか――。

中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。それでもなぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。秘密主義的な取材ルールを設け、マスコミには黙して語らず、そして日本シリーズで完全試合達成目前の投手を替える非情な采配……。
そこに込められた深謀遠慮に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、異端の名将の実像に迫る。

「週刊文春」連載時より大反響の傑作ノンフィクション、遂に書籍化!

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そういえば、采配も面白かったです。

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