映画の護られなかった者たちへ、深いテーマを扱っているのは原作を踏襲しているけど、ミステリーとしての完成度がイマイチすぎます。

映画の護られなかった者たちへ、深いテーマを扱っているのは原作を踏襲しているけど、ミステリーとしての完成度がイマイチすぎます。

原作の小説が、とても面白くて、思い入れが強いせいもあり、不完全燃焼でした。

震災の被害について、そして、貧困問題について、といった社会問題を扱っているというのはよく伝わってくるのですが、原作は、最後の最後で、えっ、まさかの犯人という驚きがありましたが、映画はそういう演出はなかったのが残念なところでした。

ミステリー要素が欠けているですよね。

 

全身を縛られたまま“餓死”させられるという不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根という男。刑事の笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第三の事件が起きようとしていた―。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく―

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原作の本のほうが、かなり面白いです。そして、映画はわかりにくいです。原作を読んでいないと、ちょっと意味が取りにくいところも多い気がしました。

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護られなかった者たちへ、久々に軽い小説を読もうと思って探したら、大当たりでした。 久しぶりにサスペンス系の小説を読みました。なかなか面白いです。 作者の中山七里は、どんでんがえしの帝王らしいので、……

結論としては、映画みるなら、本を読め、ということです。