
いくら正月だからといって百人一首なんて盛り上がるわけがないと思っていたら、予想外に大ウケ。
プリンセス好きな長女は、十二単が気に入って絵を描き始め、ノリノリ。
長男はせっかく札がたくさんたまったのに、坊主が出て、下唇を突き出しながら泣くし、大盛り上がり。
最後はみんな坊主じゃないみたいだけど坊主と認定された「蝉丸」の大ファンになりました。
結局、2日間で4時間ぐらいやったんじゃないかな。
相当な近所迷惑だったはずだけど、実家だから、まあいいかと大目に見ちゃいました。
これを気に短歌に興味を持ってくれれば、と思いつつ、長女に意味を聞かれて調べたら、腕まくらされてどうのこうの的な恋の歌でしどろもどろ。
後学のために、今年覚えた(思い出した)短歌を記録。
- あらし吹く み室の山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり(能因法師)
- 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに(小野小町)
- 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ(天智天皇)
- ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ(紀友則)
- 夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ(清少納言)
- 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山(持統天皇)
- あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む(柿本人麻呂)
- 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも(阿倍仲麿)
- わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かはくまもなし(二条院讃岐)
- 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそ惜しけれ(周防内侍)・・・上記でしどろもどろになった歌