- 2017/11/25
長男の小学校で音楽会。ハイレベルな音楽会でしたが、ちょっとやりすぎな気もしちゃいました。
長男の通っている学校は、吹奏楽部が強く、コンクールでも上位の成績をおさめるほどです。 そんな吹奏楽部……
あっという間に夏休みも終わり、通常の生活に戻らざるを得ない状況になりました。
果たして、夏休みで学力が伸びたのか不安でいっぱいです。絶対的な実力という意味では、確実に伸びたと自信を持てるのですが、相対的な実力という点は何とも言えません。だって、他の子たちもすごく勉強していること間違いなしだからです。
まあ、模試を受けてみての判断ですね。
思うほどの結果が出なくても、長女は褒めてあげたいと思います。ケアレス・ミスだらけで、この決心は揺らぐ可能性はそれなりに高いですけど。
比較的簡単と言われているベネッセの教材ではありますが、4年生までの範囲は、かなり解けるはずですし、5年生の分も理科の一部を除いては、まあ、なんとかというレベルにはなったとは思います。
でも、ブログを眺めていたら、基本重視に異を唱えるもの(正確には、引用ですが)がありました。がーん。ショック。
「出来る子」と「出来ない子」の大きな差。これは、同じように見本問題を解いた後に類題を解いても、「出来る子」はその類題を見真似で解いたりしていないと思います。それに対して「出来ない子」は、類題を考えずに見真似で解こうとするのです。
見本問題を解く。次に類題を解く。
これは、学校はもちろん多くのテキストの一般的な学習方法です。これが「出来ない子」を余計に出来ないようにしていると私は思います。
なぜなら、「出来ない子」の悩みは「手を替え品を替え」についていけないという点なのですから。
類題を解いてばかりいて、この手を替え品を替え出題してくる模試などの実践問題が解けるようになるはずがない。それどころか余計に難しく見えるはずです。
まとめると、
自称「出来ない子」を持つ皆様。
理解を急がないでください。やや高めのレベルを学んだあとにじんわりきます。前から知っていたような顔をしていつの間にか理解しているのです。
そして、類題を解く勉強ばかりにならないようにしてあげてください。、公開模試などで右往左往するだけで終わってしまいます。だって、日頃の学習が抜き打ちに慣れていないわけですから。
難しいことをやってみて、いつの間にか、基本事項が後から理解できるというケースはあると思いますが、それは基本事項がある程度は身についている前提だと思います。基本と応用があれば、順番は基本から応用だし、応用から入って基本を理解するというのは、ケースとしてないわけではないけれども、どちらかと言うとレアだし、効率的だとは思いません。それなりの素養という前提条件が必要じゃないでしょうかね。
かつ、応用の訓練というのは難しくて、基本をパターン、応用を思考と型にはめてかんがえると、応用を練習するといくことは、応用問題をパターンとして認識しているだけで、考え方としては、応用力を高めているというよりは、応用問題を基本問題化しているだけのように思えます。
結局、死ぬほど、勉強量が必要なやり方なんですよね。このやり方、嫌いなんです、個人的に。会社とかで、一番、伸び悩むタイプじゃないかと思っています。答えがあるものには強いけど、好きなようにしていいよ、というと困ってしまうタイプです。通常のビジネスは答えがないもののほうが多いんですよね、残念ながら。(もっとも、私自身も、答えがあるもののほうが好きですけど。)
中学受験の目的が、中学に入ることでなく、賢くなって、将来困らない頭脳を育てることというふうに考えれば、やっぱり基本重視で、自分の力で応用できるように待つのが、教師や親の役目だと思います。もちろん、待っても花が開かないこともあるでしょう。その場合は、その子にあった進路を提案してあげる必要があります。
難関中学に入ったけれども、平均的な日本人と比較しても、社会で活躍できていない友人をたくさん知っているので、中学受験を目的化するのはやめたほうがいいと思う今日この頃です。
話が壮大になっちゃいましたが、結局、9月からも基本重視で頑張ります。難しい問題は私も解くの大変ですし。