- 2022/03/06
英語はからっきしだと思っていた長男が、模試の結果も英検の過去問も意外に悪くなくてびっくり。もしかして、これはDuolingo のおかげなのかもしないと思っています。
中学受験組なので、主要5教科のうち、英語以外の4教科は、それなりにできるはずなのですが、その反面、英……
ネットで情報を仕入れていたので、ある程度はわかっていたのですが、思っていた以上にギャップがあり、悩ましいです。
http://ameblo.jp/yoshi-0901/entry-12009131426.html
6年生になるといよいよ志望校を本格的に決めて行かなければならないのですが、その大事な指標の一つが合不合判定テストのような客観テストだと思います。
首都圏では
・合不合判定テスト(四谷大塚)4/12、7/12、9/20、10/18、11/15、12/13
・合格判定テスト(日能研)9/6、10/4、11/1、11/29、12/23
・合格力判定サピックスオープン(SAPIX)9月~12月中の計4回
・統一合判(首都圏模試センター)4/19、7/5、9/6、10/12、11/3、12/6の4つが主力だと思います。四谷と首都圏模試は4月から計6回、日能研とサピックスは9月から4~5回ですが、日能研もサピックスも春先には「志望校選定模試」などと違う名称で同じ性質の模試を行っているので、事実上同じです。
四谷も以前は4月と7月の模試は「合不合判定予備テスト」という名称で行っていましたが、3年前よりすべてを「合不合判定テスト」を呼ぶようになりました。首都圏の多くの塾は6年1学期までですべてのカリキュラムを終えていたため、1学期はまだ未履修分野があるため、真の意味での合格判定が出来ないため、そのようになっていたのだと思います。ただ、小5までにカリキュラムを終えるサピックスが圧倒的な実績を残しているため、四谷大塚は3年前に予習シリーズを大改訂し、サピックスと同様、小5までにカリキュラムをすべて終わらせるようになりました。なので、客観テストの名称も変更したのかなぁ・・・と思ったりしています。
受験生の規模は
・合不合判定テスト(四谷大塚) 14,000~16,000人程度
・合格判定テスト(日能研) 12,000人~14,000人程度
・合格力判定サピックスオープン(SAPIX) 5,000人程度
・統一合判(首都圏模試センター) 12,000人~14,000人程度だと思います。四谷大塚は元々YTネットと言って提携塾にシステム供与している塾が多数あるため、そこの生徒も合不合判定テストを受験します。日能研とサピックスはほとんどが塾生だと思います。統一合判に関しては後述します。
そのため、受検者層のレベルは
サピックスオープン>四谷合判=日能研>首都圏
となります。受検者層のレベルが高いというのは、それだけ偏差値が出ないということです。サピックスが出す中学受験案内などにサピックスがはじき出した偏差値一覧が出ていますが、いわゆる上位校でも、サピの指標では軒並み偏差値50を割っています。偏差値に関しては以前
http://ameblo.jp/yoshi-0901/entry-11944865757.html
こちらに蘊蓄を語っているので、参考にしていただければと思います。
逆に首都圏模試は中堅校狙いの受験生がボリュームゾーンの模試です。首都圏模試だけ特定の塾がバックになっていないので横断的な模試となっています。早稲アカだとざっくりとSS,SPクラス辺りは合不合判定模試を、それ以外は首都圏模試を受ける感じでした。
では、これらをどのように利用して行ったらいいでしょう?
まず、絶対にやめて欲しいのは4つの模試をあっちもこっちも受けることです。模試を受けるだけで半日潰れますし、その分、解き直しの時間も必要になります。この手の模試はあくまでも「客観模試」と言って、どこかの学校の対策模試と言うものではないので、データが取れればそれで良いのです。なので、どれか1つに決めて、それをずっと受け続けるのが正しい使い方です。よくあるのが、四谷系の人が日能研の状態を知りたいとか思ったり、難関校を目指している四谷系、日能研の受験生がサピを受けたり。。。その気持ちは良く分かりますし、現にウチも長男の時はそんなことをやりました。(笑) 何でそう思うのでしょう?一つは例えば四谷で結果が良くなかったから日能研を受けて挽回したい!みたいな学力誇示パターン。もう一つは、難関校志望なので他塾、特にサピ生との位置関係を知りたい!みたいな興味本位パターン。
興味本位パターンについては、四谷系や日能研などの他塾生がサピの模試を受けてもほぼ満足のいく偏差値や結果は得られません。サピックスってどんな塾か知っていますか?驚異的な難関校への合格者数を誇っているのは当然、知っているところでしょうが、一昨年度の結果で見ると2月1日の1回だけ入試が行われる難関校(男女御三家、駒東、フェリス、早大学院、早実、慶応普通部)の合格者数を足すと全体の26%にもなるんです。この学校の大部分は四谷の80偏差値で65以上の学校。偏差値65って全体の7%しか叩き出せない数字です。それが26%・・・これだけの差です。塾の比較的なものは追々記載しようと思いますが、要はそれだけ層の違うところの試験を受ける意味はないですよね・・・実際に上の子にサピの試験を受けさせたら、これでもか!と言わんばかりに当時の四谷や日能研のカリキュラムでは履修していない単元がバシバシテストに出ていました。
そして、もう一方の学力誇示パターンは、結果が悪かったから他社のを受けて、仮に成績が良かったとしても、その場で満足するだけです。まぁ多少、心に余裕が出来るかもしれませんが、それ以上に時間を費やさなければらなりません。特に秋口だったら、その時間があれば、志望校の過去問が1年分やれるだけの時間を捻出出来る訳ですから、どっちが得策か、は一目瞭然ですよね。客観試験はあくまでも客観試験です。続けて受けてデータを出すことが大事なんです。そして第一志望はそのデータをそこまで参考にせず、自分の思いを優先すればいいのですが、併願校は単発の良い結果の模試を前提に組み立てても何の役にも立ちません。続けて受験した結果を基に検討して決めて行くのは至極当然のことだと思います。