- 2018/12/31
名目は自分自身の終盤力の向上のため、実際は、長男のあと一歩の棋力向上のため森信雄七段の本を大人買いしました。
大人買いと言っても、3冊ですけどね。 でも、この3冊ともに、コンセプトが素晴らしいです。詰将棋は詰将……
勉強方法も日々進化していっているので、昔ながらのやり方が必ずしも効率的ではないと思っています。特に計算や漢字などの単純な勉強については、ITを使った新しいやり方が効果的だと思っていました。
そういう考えで、デジサプリが使えなくなることに難色を示していたのです。
http://konchan.net/x/archives/23321
が、長男の成果を確認すると、あまり効果がなかったなぁ、と思いました。漢字はうろ覚えで、間違いだらけだし、計算についてもやり方そのものを忘れています。
私自身も子どもたちもやったことはないですが、公文をやらせたほうが遥かに良かったのでは、と思う結果です。
IT技術を使った勉強というと、コンピュータが間違えた問題、もしくは、間違えやすい問題だけを重点的に反復できて効率的に勉強できるというのが最大の武器だと思います。が、そこまでメリハリの効いたしくみににはなっていないし、そもそもの反復の回数が不足しているというのが致命的だと思います。
結局のところ、一定回数の練習をしたり、一定以上の正答率をクリアしたりすると次のステップに進めるというシステムなので、なんちゃってITという印象です。
アダプティブラーニングの理想にはほど遠いです。
ベネッセでさえもこの程度かと思うと、がっかりしちゃいます。
https://bizhint.jp/keyword/148028
アダプティブラーニングとは、学習者一人ひとりの学習進捗度(学習進度)に最適化された学習方法と学習教材を選択し、提供する仕組みを持つ学習エンジンやシステム、ソフトウェア、サービスなどを統括的に指す言葉です。
アダプティブラーニングは、IT技術を教育分野に活用するEdTech(Education Technology)の1つとして世界中から多くの注目を集めています。
アダプティブラーニングの先駆企業であり世界中でシェアを獲得している米Knewton社CEOのライアン・プリチャード氏は、日本法人であるニュートンジャパン株式会社主催のアダプティブラーニングをテーマにしたイベント『Knewton Day Tokyo 2017- Adaptive Learning Summit -』のQ&Aセッション内で、アダプティブラーニングの定義について「Knewtonでの定義では、データをもとにパーソナライズされた経験を継続的に提供するもので、生徒がシステムを使うたびにコンテンツやモデルをアップデートし、最適な道筋をアップデートするもの」と回答しました。
アダプティブラーニングに対する国際的な定義や明確な基準は2017年の時点でまだ存在していませんが、アダプティブラーニングサービスを提供する企業の多くはKnewtonを参考に開発を行っているため、Knewton社の掲げる定義が世界共通のアダプティブラーニングの定義になっていると考えてよいでしょう。
上記は企業における教育について言及していますが、実は中学受験こそ、アダプティブラーニングが有効だと思っています。
塾業界は早く、ITの技術を全面的に取り入れて欲しいですね。
私の考える近未来の理想の塾は、「カリスマ講師が動画で授業、各校舎の先生(コーチ)が動画をフォロー、演習はアダプティブラーニングシステムで各自実施、個々の計画立案と進捗管理は各校舎のコーチがきめ細やかに対応」という形だと思います。
ティーチングをITが、コーチングを人間が担当するのが、正しい役割分担だと思います。そして、コーチングこそが合否を分けるポイントだと思っています。
http://konchan.net/x/archives/19613
しっかりしたシステムを作れば、原価の大半を占める労務費、その中でも、レベルの低いイマイチな講師を半分程度はカットできると思うのですが、いかがでしょう。これなら、塾嫌いの私でも喜んで通わせます。
誰か私にお金をたんまりくれて企画させてくれないかな。パパ活しないとですね♪