- 2023/04/16
きっと、またあえる、シンプルだけど深い映画。ちょっと説教じみた内容になりつつあるのを、インド映画の独特の明るさで嫌味な感じがなくていいですね。
受験生、および、受験生の親にはぜひ見て欲しい。 残念ながら、ちょっとお下劣な内容があるので、小学生に……
読んでいて、なんか違う気がするんですよね。
塾は、最上位のできる生徒を難関校に合格させることしか考えていない、という主張や、偏差値60を取るためには、どの程度できればいいか、という考察は、その通りだな、と思うんですが、各論が間違っている気がします。
国語はそれなりに参考になると思いますが、本質なのかなぁ。算数については、解き方の暗記じゃなくて原理原則に思いをはせよ的なトーンなのに、国語については解法のテクニック論に終始しているのも、なんとなく、不可解でした。
で、肝心の算数が、納得感がなかったです。すごく重要なことのように書かれていることが、そんなに重要じゃないような気がしてなりません。些細なことを大袈裟に言っているマッチポンプ戦略ですね。
だって、桜井さんの勉強って、こんな感じだったわけですから。
本人は試行錯誤して得たノウハウだと言うのでしょうが、私には、質を量でカバーしたやり方としか思えません。これだけの時間やれば、解き方の丸暗記でも同じ成果が出たような気がしますけど。
素数はカレーの具と考えよう。解き方を形で覚えないために。鉛筆1ダースはなぜ12本?最大公約数は引き算でできる。語彙はわからなくてもOK!面接の要領で記述を練習する。点数が安定しないナゾ。問題文の縦一行の文字を数える…目からウロコの作戦と裏ワザが満載。中学受験界のカリスマによる究極の親のための参考書。
TVドラマ「下剋上受験」の原作者
累計30万部「下剋上シリーズ」桜井信一の最新刊!塾に通うだけで一向に伸びない子、週テストは出来ても、なかなか偏差値が伸びない子、6年生で、もう時間がない子……。
今こそ親の出番です! 家庭で出来る学習法、裏ワザを一挙公開! 読者待望の国語の勉強法も満載! 目からウロコの受験読み物です!
【目次】
もう私は出し惜しみする必要がないのです――まえがきに代えて
<算数編>
第一章 わが子の頭の中を覗いてみる
これが算数のリトマス紙
2―6―2の法則
小学校の算数と塾の算数
「大人」だから思いつくこと
親の行動力を見せつける
塾だけで下剋上はない
射幸心をあおる第二章「算数の基礎」って何のこと?
週テストは出来ても模試が出来ない
偏差値50とは何か
偏差値60はすごいのか
数に生活感をもたせる
素数はカレーの具
最大公約数は引き算でやる
8割を体で覚える
○○算なんてない
カレンダーは算数の宝庫第三章 上位2割はこう考えている
「解くために」読む方法
比と分数は同じもの
逆比はワザでも何でもない
てんびんが理解できない子
方程式の是非の愚
速さは実験が必須
平面図形はどこを見るか
三角定規はなぜ2種類か
へこんでも表面積は同じ
補助線を考える
ラグビーボールの面積
数列こそ中学受験の醍醐味
6年生の夏の差<国語編>
第四章「国語が苦手」の深い意味
「算数君」の国語の悩み
国語のほうが伸びる
正攻法では間に合わない
最後まで読めない子
辞書は引かない
面接の要領で答える
言葉を拾ってくる
なぜ成績が安定しないのか第五章 国語にも方程式がある
与謝野晶子の読み方
そもそも小学生向けか
この文章、何の話?
子どもは具体例にだまされる
抜き出しの裏ワザ
五十字とはどんな長さか
部分点なんてない
書かずに口で答える
科学者はね、
こうだけど、こう
本当は難しい物語文
物語は時制を読む
中学受験はすべて置換である