- 2024/02/10
長男から入試当日にLINEが来て何事かと焦ったら、なんと、降りる駅の確認でした。大丈夫なのか。
結構、ギリギリの時間に出ていくし、親としては気が気じゃないです。 前の日に、準備しておこうよ、と思う……
早慶維新塾という、ベタな名前の塾での塾長のコラムがその通りだと思ったので、引用しながら、コメントします。
大手進学塾では、政府の方針に従い、授業を休講としている。
それに伴い、多くの中学受験生はどうしているのか?大きく2つに分かれている。
「勉強していないグループ」と「勉強しているグループ」
どっちのグループが多いのか、圧倒的に「勉強していないグループ」が多い。
勉強しているふりで、実際は勉強していない子を含めると、「勉強していない」対「勉強している」は、「8」対「2」くらい。
この8:2は黄金比ですね。
そう、上位2割以外は勉強していないと思います。
もしかしたら、映像授業やZOOMでのオンライン授業がもの珍しくて、ちょっと、勉強した気になっている子どもって多いと思います。でも、それは勘違い。
なぜなら、中学受験トレーニングの中で本当に大事なのは、授業そのものじゃなくて、それとは別にできるようになるまで演習を繰り返すかにかかっているからです。
結局、成績は伸びないです。
生徒を教室に集められないため、ウェブで授業を提供している塾も見受けられる。素晴らしい対応だと思う。
しかし、提供している塾には申し訳ないが、残念ながら効果はほとんどない。
遠隔のウェブ授業ではないが、大学受験の東進ハイスクールの授業、効果が高いのは、やる気のある、集中力のある生徒だけである。優秀な生徒になればなるほど効果が高い。大学受験生でさえ、まだやる気になっていない生徒には効果は薄いのだ。
中学受験においてはどうか。同様である。
小学生だからもっと効果は薄い。
まだやる気になっていない中学受験生にとって、だまって、集中して勉強しろ、という方が酷なのだ。中学受験においても、ウェブ授業が有効なのは、中学受験生の上位2割の優秀生だけである。
やる気がある優秀生だからこそ効果が高い。そして、残念なことに、その優秀生は、ウェブ授業に頼らなくても自分で勉強できる、だから、そんな授業は必要ないのだ。なんとも皮肉なことだ。
普通の成績の生徒には、実際の生の授業でないと効果は期待できないのである。
これも、映像授業やWEB授業で効果があるのは優秀層だけということと、その優秀層は、それらの手段がなくても、極論すれば、テキストと問題集だけあれば、勉強できちゃうということに賛成です。
結局、やる気がない生徒が伸びるわけないんですよ。だって、やる気がないんだもん。
だから、「普通の成績の生徒には、実際の生の授業でないと効果は期待できないのである」というのもかなりウソ。やる気のない生徒は、生の授業であっても効果は期待できないですよ。だって、やる気がないんだもん。
塾に行って良いのは、ノートに書いている内容や、小テストの結果、発問に対する受け答えなどの勉強の証跡を見て、直接の声がけをすることで、やる気を出させるということにつきると思います。モチベーションUPを演出してあげるということです。
これが、オンライン授業、もしくは、その後の1on1でできるのか、という話ですよね。
やろうと思えばできなくないけど、実現するには、講師の力量が必要だし、塾に集めてやるよりも時間がかかって仕方がない気がします。今の講師の給料や、バイトの時給だと、やってられないと思う人も多いかと思います。
結果として、やる気のない生徒は、手段を問わず、成績は伸びないので、コロナに関して、相対的な成績の影響はあまりないのかな、と思っています。
以上が一般論。
個別の話をすると、長男の場合、まだまだ幼くて、やる気を感じられないので、この早い段階で、時間をたっぷりもらっても、あまり嬉しくないんですよね。優秀層に差をつけられる時間が多くなっただけ、みたいな状況です。
長女のときのことを、振り返ってみても、まともな成績になったのは、夏休み以降でした。だって、夏休みまでは、公立に行きたくないという強い気持ちはあったものの、勉強する目的とのリンクが弱く、あまり勉強してはいなかったですからね。
http://konchan.net/x/archives/19345
ということもあり、長男も夏休み勝負だと思っていました。
最後の直線で、どこまで伸びるか、最後は本人のやる気に賭けるか、という感じです。
が、コロナの影響で、最後の直線(=夏休み)が短くなってしまい、逆転のチャンスが小さくなってしまいました。と同時、まだやる気の出ていない、第3コーナー(=春休み)が必要以上に長く、ここで差をつけられて、致命傷になってしまうリスクが高くなっています。
長男にとってはアゲインストですけど、人生、アゲインストのことのほうが多いので、なんとか乗り越えて欲しいものです。
まあ、いずれにしても、いい人生経験です。