SAPIXの模試、学校別で、問題が去年と丸っきり同じという、塾としての姿勢が問われるような事件でも思ったのですが、SAPIXの模試の判定結果って信用ができない気がします。
なんか、内部生とか、過去問とかをやっている人が有利なシステムになっているような気がしてなりません。
どうして、そう思うかというと、長女のときの結果からです。
下のグラフは、各模試における安全圏(80%合格ライン)の偏差値との差異を表したもので、上に行けばいくほど、良い成績ということになります。
緑が日能研、青がSAPIXなのですが、
SAPIXは全部、箸にも棒にも掛からない感じで、12月なんかは、偏差値振り切ってしまいました。ちょっと泣きそうでした。
でも、日能研は平均すると、50%-80%の間で、まずまずの合格ライン。
SAPIXを信じるなら、志望校を再考したほうが良いレベルだし、日能研を信じるなら、第一志望としては適切な選択じゃないかと思います。あくまでも、成績面だけの話をしていますが。
うーん、どっちを信じる?
親としては、より楽観的なほうを信じたいです。
私もそうしたのですが、根拠は他にあって、9月から始めた入試問題の過去問が7勝5敗で、その中には、9月頃の仕上がっていない時期の結果もあるので、実質的には60%-70%ぐらいの勝率だったからです。
少なくても日能研は、過去問の結果と類似しているので、それなりの信憑性はあるのだろう、と思ったからです。
で、結果は運よく合格することができました。
http://konchan.net/x/archives/19500
なので、個人的な経験にすぎませんが、あまりSAPIXの模試の判定は信じていません。
しかも、今回の学校別の件から、模試の問題の多くは、テキストやプリントの問題の使い回しをやっていたんじゃないかと疑っています。
長女のときは、SAPIXはレベルが高くて問題が難しすぎるから、普通の人は偏差値が出ないんだと好意的に解釈していましたが、それでは説明がつかない差のような気がします。
本当のところはどうなんでしょうね。長男はどちらも良い成績だと嬉しいんですけど。
そんなに信用できなければ、模試を受けなければいいじゃん、という意見もあるでしょうが、判定は役に立たないけど、模試を会場で受けるというのは、非常に重要だと思います。
非日常な中で、試験を受けるという経験はしておくべきです。そして、通常の勉強は、「基礎の繰り返し」を中心にしている中、初見の問題を、時間的な制約の中で解くという練習も必要ですから。