その日のまえに、再度、読み直しました。短編に関係があるのが、余計だったような気がします。

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卒業ホームランを読んで、とても良かったので、電車の広告か何かで見たことのある「その日のまえに」を読むことにしました。

読んでみて、びっくり。これ、読んだことあるじゃないですか。いつ、どこで読んだかの記憶はないし、ブログににも感想をかいていないけど、間違いなく、読んでいます。

人の死を扱う作品なので、涙を誘うのですが、ちょっと、感覚がずれているというか、リアルさがなかったです。理由は説明できませんが。

きっと、父親や後輩をガンで亡くした時の私の経験と違うからだと思います。

そして、短編同士を関連付けたのが、小気味いいととるか、余計ととるか、私は後者でした。悪くはないですが、期待していたほどではなかったです。

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。

電車の広告で見たのは、映画のほうだったかもしれません。この映画が気になって、原作を読んだのかもしれません。