モンテッソーリ教育っていいと思う、それは、子どもに対してだけでなく、大人についても同じじゃないかな

 

新卒社員が入ってくるので、ちょっと教育について考えてみました。

結局、各個人の志向を見極め、その人にあった環境を提供し、どういう状況なのか観察し、必要に応じて手本を見せる、ってことでしょ。

統計で処理しないこと、パターン化しないことですね。

コンサルタントのような整理好きや、育成に時間を掛けたくないと思っている人には、結構、難しいことなのかもしれません。

以下は、モンテッソーリについて、参考までに抜粋してみました。

長男の幼稚園もモンテッソーリで、楽しそうに通っています。

http://allabout.co.jp/gm/gl/23715/

【モンテッソーリメソッドの特徴】
・自由に個別活動
・子どもの中の自発性を重んじる
・縦割りクラス

【モンテッソーリメソッドの5分野】
・日常生活の練習:洗濯やアイロンがけなど日常生活の様々な練習を通し、自分の生活を依存から自立へと成長させ、さらには精神的にも自立する心を育てます。
・感覚教育:モンテッソーリは、子どもは3歳から6歳の間に、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚の五感が著しく発達する特別な時期があることに気付きました。感覚の発達は知的活動の基礎となるので、モンテッソーリ教育の中でも特に重要視されています。
・言語教育:コミュニケーション力は社会生活の基礎であり、また、思考の道具である言語は人間にとってとても大切なものです。「話す」「書く」「読む」だけではなく「文法」まで学びます。
・算数教育:数を表す要素には三つの形態があり、モンテッソーリの算数教育では、これらを三者と表しています。具体的に感覚で捉えることのできる物「量物」、その量物を言い表す時に使う「数詞」、書き表す時に用いる記号の「数字」の三者です。これらの三者が一致して初めて数量概念を身につけたと判断します。
・文化教育:動植物、地理、地学、歴史、道徳(宗教)、音楽、体育、美術などが含まれます。生命の神秘への興味や芸術に関する表現力など多岐にわたった能力を育みます。

【モンテッソーリ教師の心得12か条】
1.環境に心を配りなさい。
2.教具や物の取り扱い方を明快に正確に示しなさい。
3.子どもが環境との交流を持ち始めるまでは積極的に、交流が始まったら消極的になりなさい。
4.探し物をしている子どもや、助けの必要な子どもの努力を見逃さないよう、子どもを観察しなさい。
5.呼ばれたところへは、駆け寄り、交歓しなさい。
6.招かれたら、耳を傾け、よく聞いてあげなさい。
7.子どもの仕事を尊重しなさい。質問したり、中断したりしないように。
8.子どもの間違いを直接的に訂正しないように。
9.休息している子どもや他人の仕事を見ている子どもを尊重しなさい。仕事を無理強いしないように。
10.仕事を拒否する子ども、理解しない子ども、間違っている子どもは、たゆまず仕事への誘いかけを続けなさい。
11.教師を捜し求める子どもには、そばにいることを感じさせ、感づいている子どもには隠れるようにしなさい。
12.仕事がすんで、快く力を出しきった子どもを静かに認めながら現れなさい。

【モンテッソーリの5つのキーワード】
・キーワード1「敏感期」:もともと ド・フリースという生物学者が使い始めたことばです。幼児期にはある特定の事柄に対して、強い感受性が現れ、特別敏感になる時期があります。モンテッソーリは、これを敏感期と呼び、その重要性に着目しました。この敏感期に本当にやりたいことに出会ったとき、子どもはその作業を繰り返し、集中し、その能力を獲得していくのです。もし敏感期を逃してしまったら大きな努力を必要とし、その割にはあまり成果があがらないといわれています。
・キーワード2「お仕事」:モンテッソーリの教具や用具を使って、作業することを「お仕事」といいます。遊びと「お仕事」の違いは、子どもの全人格的発達への貢献度の違いです。集中現象を起こす活動が「お仕事」なのです。
・キーワード3「教具」:モンテッソーリメソッドでは、「遊び」と言わず「お仕事」と言い、「玩具」と言わず「教具」「用具」と言います。子どもを観察し、モンテッソーリは子どもの成長を促す教具をたくさん考案しました。子どもが自分で持ち運びできる形、大きさであり、手触り、重さ、材質にまでこだわりがあります。
・キーワード4「観察」:モンテッソーリメソッドが科学的な教育法であるといわれる所以は「観察」にあります。先入観にとらわれずに子どもを観察し、観察から得た事実をつなぎ合わせ、子どもの成長の方法を客観的にとらえていったからです。また、教師の指導法として、何より子どもを注意深く観察することが求められています。
・キーワード5「提示」:教師は、用具や教具の使い方を言葉で説明するのではなく、実際に見本をやって見せます。それを「提示」と呼んでいます。