- 2012/09/16
ワンス・アンド・フォーエバー、戦争の悲しさと無意味さがひしひしと伝わる映画です。
アメリカ万歳みたいな映画でないのが、いいです。 しかも実話をベースとした話ですし。 司令部はひどくて……
朝5時前に起き、6時過ぎには、家を出て、吉祥寺からリムジンバスで成田へ。結構、早く着いたので、調子に乗って手続きを進めたら、保安検査場もガラガラで、アッという間に完了。フライトまで約3時間ぐらい。あー、ヒマヒマ。
例によって長男が、わけのわからない理由で不貞腐れて、前途多難な予感たっぷり。
いざ、飛行機に乗ると、映画を見ることができるので、子どもたちは集中できたようで、横に並んでいたものの特に問題なく、過ごせました。私は3月のライオンを見ました。なかなか良かったです。
機内食は盛り上がらない内容。
期待していなかったので、別になんとも思いませんが、チキンのから揚げよりビーフのハンバーグのほうが美味しかったようです。
席も窮屈でしたが、以前のような金満出張などはありえないので、まあ、我慢です。隣が子どもだったので、でぶちんに座られるよりも幾分か楽でした。
で、ヒューストンに定刻より少し前に到着。よくわからないまま、人の流れに乗ってESTAに。「ESTA→入国審査→荷物受取→税関→荷物預入→保安検査」というのが標準の流れみたい。
http://2ndlife-dream.com/cancunnoritugi
ESTAでは自撮りするのですが、顔の高さが合わず、高さを合わせるために背伸びしながら撮っていました。あまりにも滑稽な家族だったのか、職員の人が「機械から離れれば、自然に高さが合う」という大切なしくみを教えてくれました。
ということで、入国審査の長蛇の列に。長蛇の列なのに、OPENとなっている窓口は実質1つだけ。
大丈夫なのか、というより、バカか、こいつら。
案の定、なかなか進まずイライラ。
でも、後ろに並んでいたベテランっぽいお父さんが、奥さんが「時間がないけど大丈夫なのか」と焦っているのに対して、これは、ANAとユナイテッドのコードシェア便だから、待ってくれるから大丈夫なんだと自信満々に説明していたので、私もおすそ分けで一安心。
・・・チクタク、チクタク。時間は過ぎていきます。
ちょっと頭の弱い職員も、このままだとまずいと思ったのか、ESTAでなく、VISAの窓口のほうに誘導しはじめました。
入国審査。長女はノートまで作って、英語で答える気満々、長男も「sightseeing」という言葉だけ一生懸命覚えていたのですが、特に何も聞かれず、クリア。
この時点で出発時刻の5分後ぐらいでしたが、さっきのベテランさんの言葉を信じると、飛行機は待っていてくれるはずなので、これ以上、待たせちゃいけないと思い、走って駆け付けました。
さあ、荷物を受け取って、預けたいと意思表示をすると、ユナイテッド航空のカウンターに行けとのこと。イヤな予感。
案の定、カウンターの人は、よくわからないけど文脈から察するに、「ああ、この便はもう飛んじゃったからダメよ。」と感情移入も何もない回答。
がーん。ベテラン父さんの分析はなんだったの???
拙い英語を駆使して聞くと、どうやら、次の便もその次の便も空席がないから、その次の便、つまり、乗り遅れた飛行機から3便後の便だけ席が確保できるとのこと。わかりやすく言うと、8時間後の飛行機に乗れることになりました。
いやいや、11時間のフライトの後、2時間の入国審査、8時間のフライト待ち、そして、2時間のフライトとかあり得ないです。南米とかアフリカにも行けちゃいそう。
どこか自分じゃないことのような出来事の中、よくよく聞いてみると、次の便、その次の便にスタンバイとしてエントリーできるとのこと。そりゃあ、エントリーしますけどね。
そして、保安検査場を抜けて、やる気満々のスタンバイ。そういえば、バタバタしていて、税関を通っていないけど、いいのかしら。こんなに緩くていいんだったら、入国審査もどうにかしてくれって感じ。
ああ、テキサス~。
スタンバイ1便目。ゲートに行くものの、15分前にならないと乗れるかどうかわからないとのこと。一時、乗れるという誤報に踊らされて、ぬか喜びしたので、どんよりした空気の中で待っていると、次から次へと人が集結。その中には、成田から同じ便に乗っていた人もいます。
が、彼らはスタンバイじゃなくて、搭乗券を持っているみたい。
なんたる不平等。世の中は常に不公平、格差社会。
でも、どうして、私たちはスタンバイで彼らは座席があるのかわかりません。早くに手続きして、席を確保したのかしら。それとも、格安航空券だから差別されているかしら。もともと、余裕をもった乗り継ぎ計画だったのかしら。日本人に聞いて惨めになるのも嫌だし、かといって、職員に英語で聞くほどの英語力などありません。
そして、極めつけは、外人の太ったおばちゃんが、出発間際に航空会社の職員と激しい口論。どっちが悪いのかわからないけど、太ったおばちゃん、搭乗券を手にして飛行機の中に。
ここで長女の我慢の限界。泣きだしちゃいました。
「あの人は英語ができるから、文句を言って飛行機に乗ったけど、私たちは英語力がないから乗れない!」
ぎくっ。確かにその通り。私の英語力の無さがここに来て、クローズアップされてきました。とほほ。
長女にはこれに懲りて、英語の勉強を一生懸命にやって欲しいです。そうなれば、海外旅行に来たというのはいい経験になったということになります。
結果、4人に対して、空席は2つ。もはや、芥川龍之介に出てきそうな世界観。究極の選択ですが、バラバラになっても仕方がないので、4人とも次の便のスタンバイに回ることにしました。
でも、神様は見てくれていました。英語力のないプア家族があまりにもかわいそうに思えたのか、ユナイテッド航空の職員が頑張って、スタンバイじゃなくて、座席を取ってくれました。
少し安心したので、空港の店で食事。
ピザだけは安定した美味しさ。チーズはいまいち。でも、食べなければ力がでないので、家族でちんまりと食べました。
結局、約5時間遅れで、オーランドへ。機内は熟睡。
着いたときは、もう遅くなり、ぐったりしながら、バスに乗りホテルへ。荷物は私たちとは別に1本前の便で到着していたので、ホテルの部屋まで運んでくれるとのこと。ホテルはBoardwalk INNというところ。
https://disneyworld.disney.go.com/resorts/boardwalk-inn/
Experience the charm and whimsy of turn-of-the-century Atlantic City at this waterfront Resort hotel. Make a splash at Luna Park Pool and delight in a massage at the state-of-the-art fitness center. Discover carnival games, unique dining and exciting nightlife on the Coney Island-style boardwalk. Strung like saltwater taffy along the shimmering Crescent Lake, Disney’s BoardWalk Inn is located within walking distance to both Epcot and Disney’s Hollywood Studios.
何もする気力もないので、シャワー浴びて、おやすみ。
長い1日が終わりました。