2月1日に訪れた反抗期「僕は開成には行かない」って、ちょっとさすがに脚色しすぎなんじゃないかと思う。

2月1日に訪れた反抗期「僕は開成には行かない」って、ちょっとさすがに脚色しすぎなんじゃないかと思う。
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なんか胡散臭い。そう思うのは、ひねくれものの私だけ?

 

https://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/032700068/032200012/

2月1日の朝、最寄り駅の西日暮里駅から学校に向かう途中で、息子がこう言ったのです。

「僕、こんな遠い学校には行きたくないよ。開成には行かないよ」

あぜんとしました。でも、ほんの一瞬の気の迷いかもしれないと思い、とにかく試験を受けさせたのです。そしたら、試験が終わった後に息子が「開成は多分受からないよ」と言いました。「難しかったんだね」と応えると、「そうじゃないよ、社会の大問3を白紙のまま出した。簡単な問題だったから、多分みんなできていると思う。だから、僕は落ちていると思うよ」と言うのです。

その時、初めて「ああ、息子は本気で言っていたのだな」と思い知りました。実はその予兆はあったのです。いつだったか、息子にこんなことを聞かれたことがありました。

「ねぇ、お母さん、もし開成に受かって、聖光にも受かったら、開成にお金を振り込んじゃう?」

「それはそうよ。だって、開成に受かっているならそうでしょう」

「どうして開成に行かせたいの? パパの母校だから?」

その時は、「そういうことは受かってから言ってよね」と軽くあしらいましたが、今思えばあの頃から、息子は開成ではなく聖光に行きたかったのだと思います。ずっと子どもに寄り添って伴走してきたつもりでしたが、息子の“本当の気持ち”を分かってあげていなかったことに気付き、申し訳ない気持ちになりました。