中学受験のための授業をオンラインでやるのって、従来と比べて、どのぐらい効率が落ちるのだろう?

私自身は塾が大キライで、自宅学習、っていうか、計画だけ立ててあとは放任、という方法を採用しているので、コロナの直接的な影響はないのですが、塾に通っている人は大変だと思います。

・・・どうするつもりなんだろう?

 

大手の塾の対応を調べてみました。

サピックスは、授業中止の連絡はあったけど、それ以上のアナウンスは不明
https://www.sapientica.com/

日能研は、基本的に動画配信
http://www.nichinoken.co.jp/information/covid-19/event_metropolitan.html

四谷大塚は、基本的に動画配信
https://www.yotsuyaotsuka.com/index.php

早稲田アカデミーは、双方向のオンライン授業
https://www.waseda-ac.co.jp/info/2020/detail/covid-19.html

こうしてみると、早稲田アカデミーが進んでいますね。

動画配信だとすると、通常の授業料と、通信教育の料金の差額を返金するんでしょうか。

みなさん、セレブだから、そんなことは気にしないのかしら。私だったら、カネ返せ、って半狂乱ですけど。

 

そもそも、これって「塾に通っている」という選択肢じゃなくて、「通信教育を受けている」という選択肢ですよね。

動画配信と必要に応じて電話質問ぐらいで満足なら、コロナから回復しても、塾に今さら戻るのかという話です。通う必要がないじゃん。みんなオンラインにしちゃいなよ。

 

となると、一番、気になるのは、ZOOMでやると言っている早稲田アカデミーです。双方向の文字通りオンライン授業ですから。

ZOOMのセキュリティも気になりますが、それよりも、その効果が気になります。

 

結論から言うと、「見られている」という強制力を働かせることはできますが、双方向性は、かなりの少人数のクラスでない限り、効果は少ないとみています。

  • メリットとして、自分の姿が講師に見えるということで、緊張感はある程度出るので、自主的に勉強できない子どもには良いと思います。最上位層の子にはあまり意味がないけど、中下位層には効果的な気がします。
  • ただ、授業としては、それほどインタラクティブにならないと思います。会社の会議とかで使ってみると、タイムラグがあるので、思うようにコミュニケーション取れないときも多いのですが、子どもだとなおさらだと思います。かつ、人数が増えれば増えるほど、ビデオ映像が小さくなるし、様子を把握するもの困難になってきます。

結局、映像授業に毛が生えたような感じにしかならないと思います。

良い講師って、生徒とコミュニケーションを取りながら、モチベーションを高めるところにあるかと思うので、それを1対多でやるのは難しい気がします。授業後に個別に1対1のZOOMをしていくとか工夫していくんですかね。

とすると、講師も大変。逆に時間と手間がかかりそう。

それでも、体育会系だから、根性でやり切っちゃうのかしら。

 

また、ZOOMだと、授業を録画されちゃうかもしれないし、それによって、モンスターな親からのクレームが来るかもしれないです。

ほんと、大変です。