泣き虫しょったんの奇跡、すごく良い本。棋士にしておくのはもったいないぐらいの文才だと思います。

泣き虫しょったんの奇跡、すごく良い本。棋士にしておくのはもったいないぐらいの文才だと思います。
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もちろん、文章がうまいから良いと言っているわけでなく、内容です。

大逆転のプロ棋士編入試験を受けれることになって、プロ棋士になったところの感動より、奨励会に入るまでの幼馴染とのライバル関係とか、年齢制限間際での閉塞感とか、すごくリアルでいいです。

ウソがない文章だから、いいです。

リアルな感じ。

一生懸命やっていないわけじゃないけど、どこか逃げ場を探している感覚。夢が叶わなかったとき、もう少し一生懸命やっておけば、と逃げた自分への後悔。

臨場感があっていいです。

ただ、諦めなければ必ず夢が叶うという訳じゃないので、そこは要注意ですね。

 

中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。生い立ちから決戦まで秘話満載。

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映画も見たいです。Amazonプライムで見れるようになるといいのに・・・

 

他に将棋関係の本でおすすめなのは、以下の3つです。

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