- 2022/11/02
でも、やっぱり、永瀬王座は好きになれない。30分待ったんでしょ。ルール上、まったく非はないけど、反則負けを演出したのが魅せるプロとしての美学がない気がします。
それだけ、勝ちたいという思いが強いんでしょうが、でも、だからといって盤外戦術で勝ちに行くのは、令和の……
もちろん、文章がうまいから良いと言っているわけでなく、内容です。
大逆転のプロ棋士編入試験を受けれることになって、プロ棋士になったところの感動より、奨励会に入るまでの幼馴染とのライバル関係とか、年齢制限間際での閉塞感とか、すごくリアルでいいです。
ウソがない文章だから、いいです。
リアルな感じ。
一生懸命やっていないわけじゃないけど、どこか逃げ場を探している感覚。夢が叶わなかったとき、もう少し一生懸命やっておけば、と逃げた自分への後悔。
臨場感があっていいです。
ただ、諦めなければ必ず夢が叶うという訳じゃないので、そこは要注意ですね。
中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。生い立ちから決戦まで秘話満載。
映画も見たいです。Amazonプライムで見れるようになるといいのに・・・
他に将棋関係の本でおすすめなのは、以下の3つです。