本当にその通り。
何がその通りかと言うと、以下の2点。
- カフェをはじめ、ラウンジのような職場で働くことは、ちょっとカッコ良さげだけど、全く生産性が高い働き方とは思えないこと。
- 間接コミュニケーション作業は、生産性に寄与しない活動なんで、どこで仕事するかという問題じゃなくて、そもそもなくせ、という話だということ。
だいたい、仕事の標準化とか可視化とか、生産性を高める取り組みをやらずして、働き方改革なんてできやしないんですよね。だから、働き方改革って、痛みを伴うものなんですけど、そこに目を向けない人が多い気がします。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yokoyamanobuhiro/20160103-00053071/
「働き方改革」を極端に捉えるべきではない
ここ1~2年で、「ダイバーシティ」「ワークライフバランス」「働き方改革」といった言葉が、やたらとネットや新聞紙上の記事で出てくるようになってきました。これまでの日本人の働き方は古典的であり、生産性が悪く、クリエイティブでもない、家族にも優しくないし、人生の幅を狭めるだけ、だから根本から見直そう……といったムーブメントに影響され、登場した言葉たちと言えるでしょう。私は現場に入る経営コンサルタントですから、生産性が悪い仕事のやり方、長時間労働が前提となっている組織風土には強い姿勢で改革を促します。しかし、よくニュースで取り上げられる記事の内容は極端すぎて、ほとんどの企業の「働き方改革」の参考にはならないことも知っています。ニュースはニュースであり、現場は現場です。特にまだ社会人になっていない就活生たちには、「スターバックスなどのカフェでパソコンをWi-Fi接続して仕事をしている人」が「働き方改革」を体現している人だと思ってもらいたくないし、間違っても憧れなどを抱いてもらいたくないと私は考えています。