- 2017/01/08
中学受験の国語の問題に取り上げられる文章がかなり面白い。問題を作る人も、気合が入っているってことでしょう。
試験間際になると、国語の読解ってすることがなくなるので、四谷大塚の過去問データベースで、国語の問題文……
塾のあまりにも商業的なところが嫌いで、子どもは公立に行きたくないと言っているのに、塾に通っていないので、ネットでいろいろと検索しています。
その中で、見つけたプロの家庭教師のブログ。
http://blog.livedoor.jp/k_sakura_net-ss40/ (今は移転しているみたいです。)
かなり参考になる、というか、私の考えと非常に近いので、不安が解消されるのでありがたいです。「同じ問題集を繰り返しやる」というのは、まさにその通りだと思います。中学受験なら、算数は予習シリーズの5年生、理社はメモリーチェックだけ6回繰り返せばいいというあたりは、具体的な手段は多少違うものの、間違えたところを繰り返しやって、基本的な問題を完璧にするという私の方針とぴったり同じです。
そんなに、素敵なブログなんですけど、非常に残念なところがあります。
まずは、自慢が多いところです。「私の言うことを聞けば、必ず成績が上がる。」とかは営業用のサイトだから仕方のないことでしょうが、「真面目にやればマーチレベルなら合格できる。」とか、マーチをやたら繰り返すところとかは、何となく上から目線でイヤな気持ちになります。
次に、書いている文章が頭悪そうなところです。誤字脱字も多いですし。受験テクニックはあっても、地頭がいまいちな気がするんですよね。営業用のサイトなら、もう少し、推敲したほうが良いと思います。住んでいる場所が近いので、何かあったら頼みたいという気持ちが出てきてもいいはずなんですが、なんか信用できません。
そして、最後に、ちょっと感情の入ったテンションのブログを続けていること自体が、ちょっと、社会人としてのバランス感覚が危うい気がしています。子どもを任せるのは躊躇します。自身に子どもがいれば、まだ安心できますが。
とは言え、内容は共感できるものも多いので、いくつか引用しておきます。
中学受験の華は、もちろん算数で、一番時間がかかります。したがって、最初に手を付けます。理科や社会はなんとか、直前に詰め込めますが算数は詰込みではうまくいきません。覚えることが多すぎます。半端じゃありません。
理科や社会は全体が見通せます。全体が、俯瞰できます。すなわち、範囲が狭いんです。
社会なんか、メモチェだけで、十分で、あとは、過去問でいいと思います、急いでる場合は。
理科もメモチェ、でも、時間があるなら、四谷大塚の予習シリーズでしっかり理解したいです。算数は、5年生の予習シリーズの上下を反復するとほぼ知らないことはなくなると思いますが、解答はわかりにくく、やるべきものと、そうでないものの、仕分けはプロにしかできないと思います。
プロにしかできないとは思いませんけどね。
塾に通わない場合のスケジュールとしては、夏休みが40日と仮定して、算数・・・・四谷大塚の「5年生上下」を繰り返す。上下で36回あるので、1日二回やると、18日で一周します。40日だと、二周します。1日3回やると、12日で一周、36日で3周です。ほかの問題集を考えるとしても、大体こんな感じで、スケジューリングします。
僕は、繰り返すことをメインにしますので、予習シリーズは基本問題だけやりますが、時間があれば、「練習問題」や「例題」をやるに越したことはありません。ちゃんと、やれば、結果は出てきますが、お子さんに丸投げすると、たいていは、さぼりますので、お母さんが張り付くしかないと思います。
基礎が固まれば、そのまま、過去問に移ればいいと思います。お母さんが貼り付けない場合は、塾に通わせるしかないと思います。本当にちゃんとやる子は、2割くらいになると思います。たいていの子供は、任せておくと、ごまかしにかかります。ノートを見れば一目瞭然です。かといって、塾に行っても、ボーとしてる子供もいるので頭の痛い話です。
国語・・・1日1問が理想です。忙しければ、二日に1問とか。受験のスタートが遅い場合は、最後になります。
理科社会、算数をやり遂げるまではお預け。最悪は6年の冬休みから。
漢字・・・これも変えずに、1冊決めて、受験本番までやりとおすことが重要です。
理科・・・メモチェでは足りないですが、とりあえずの指標となります。難関校を目指す場合は、四谷大塚の予習シリーズなりで、カバーしてください。一番予習シリーズが説明がしっかりしてると思います。
社会・・メモチェだけで十分ですが、経験上ちゃんと覚えた生徒は少ないです。
覚えられないのは、やる気がないからで、これが覚えられるかどうかで、やる気は、計れます。いろいろな問題集や、メモチェっぽいものがあるので、ご自分が使っているものを、繰り返すしかありません。難関校を、目指す場合は、歴史の年号も必須です。事実さえ押さえておけば、あとは、問題集で、その事実の応用の仕方を学ぶだけです。