子供を潰し300万ドブに捨てる塾の選び方、タイトルは衝撃的だけど、内容としてはごく普通ですね。

子供を潰し300万ドブに捨てる塾の選び方、タイトルは衝撃的だけど、内容としてはごく普通ですね。

釣りスタイルの記事ですね。見事に釣られちゃいました。

言っていることは何となく正しいんだけど、すごく深みがあるわけではない、という感じの特集です。塾に通うのが前提となっているのは、ちょっと不満です。

http://president.jp/articles/-/24635

 

新学年に向けて準備をする、春休み。子供が中学受験をする予定の家庭や、新学年での勉強に遅れないようにしたい家庭では、塾選びが本格化している頃だろう。

「塾選びは志望校選びと同じくらい大事」

そう語るのは、30年以上にわたり中学受験指導をしている「花マル笑子塾」主宰の吉本笑子さんだ。なぜ塾選びは大事なのか。吉本さんの答えは明快だ。

「子供に合わない塾に入れてしまうと高い塾代を払ったにもかかわらず効果が出ないだけでなく、子供に必要以上の負荷をかけてしまうことがあるからです」

私は塾は要らないと思っていますが、塾に通わせるなら、塾選びは大事だと思います。が、志望校選びと比較しちゃいけないですね。手段と目的で、手段が重要ってあり得ないですから。

 

「しかし、塾は効果が高いぶん、副作用もある“劇薬”であるということを心してください」

子供を塾に入れる際、親がしっかり肝に銘じるべきは、塾という“クスリ”は子供だけではなく親にも投与されるということだ。

「塾の使命は、お子さんの実力を数値で把握しなければなりません。だから、テストがあり、偏差値があり、順位付けがあり、クラス分けがあります。そのような競争の中では、子供の“やらねば”を引き出せる利点もありますが、自宅勉強のサポーターとなるはずの、親は熱が入り過ぎて、知らず知らずのうちに子供を“数字”で評価するようになっていきます。親も子も受験の競争の中に“巻き込まれる”のはある意味自然なことでしょう。だからこそ、お子さんに合った塾選びが大事なのです」

塾に行く副作用というものはあると思いますが、親が数字で評価するようになることが副作用というのは違う気がします。塾に通わないほうが、他者比較がしにくいので偏差値での判断を重視すべきだと思いますから。要するに、中学受験をすると決めたら、塾がどうであれ、数字で評価するようになります。

 

塾選びは、何を基準にすればいいのだろう。

進学実績? 利便性? 自宅からの距離? 塾代? こうした条件はもちろん大切だが、吉本さんが考慮に加えてほしいと話すのが、「子供の性格(タイプ)」である。

「タイプの違いによって、塾の長所が短所にもなるし逆に短所が長所にも変わるのです」

吉本さんはれまでの指導経験から、子供は大きく3タイプに分けることができるという。

(1)もっとも子供らしく元気な『わんぱくタイプ』
(2)親の言いつけをよく守り、努力家の『しっかりタイプ』
(3)優しくて競争が苦手な『おっとりタイプ』

まあ、確かに考えてもいいと思いますが、他の要素よりは小さいですね。ちなみに、自宅学習に向くかどうかはあると思います。

http://konchan.net/x/archives/19609

 

子供に合う塾を選ぶことができたら、親には「子供が塾で頑張れるように応援するサポーターになってほしい」と吉本さん。それは単に「頑張れ」と発破をかけることではなく、自宅を子供がエネルギーをチャージできる場所にするということだ。

「生活リズムを整えたり、栄養いっぱいの食事をつくってあげたり、子供の話を聞いて、一緒に喜んだり、悲しんだり。勉強はある程度、塾に任せて、親にしかできない役割で子供を支えてあげてください」

勉強で戦える心と体をつくってあげる気概が、親には必要なのだ。

これは、まさに同感です。勉強は本人がするかどうかですが、勉強しやすい環境、ストレスをためない環境を作るということが、親の役割だと思います。

 

塾で伸びる子の親が必ずしていること
その土台の力とは、まず「読み取る力」だという。

「読み取る力とは、すべての教科に通じる国語力であり、語彙(ごい)力です。ただ言葉を知っているという意味ではなく、『海』という言葉を読んだ時に、潮風のべたつく感触や塩辛い水の味が浮かぶのか。『わびしい』という言葉を読んだ時、自身の体験を通じてありありとした感情を思い浮かべることができるのか。こうした豊かな経験に基づいた語彙力がないと、いくら解き方を習ったところで本質的な意味を理解できません。本の読み聞かせやさまざまな体験に連れ出す、といったことが有効です」

そして、もう一つは「学習スタイル」だ。

「自ら興味を持ったことを調べて、実際にやってみる(挑戦してみる)。失敗しても、そこから学び、再びやってみる。そうして何かができるようになっていく。このような生き方ともいえる学習スタイルを獲得することが大切です。そのためには、親は子供が興味を持ったことを応援して、調べてあげたり、失敗しても励ましたりして、そこから学ぶ術を教えてないといけません。これができていれば、たとえ受験で失敗しても、自らを成長させる力となります。どんな体験もプラスにすることこそ、親の力の見せ所。これは塾では教えられないことなのです」

その通りですが、それを思ったようにはできないから、みんな困っている気がします。