- 2019/03/31
我が家の畑シリーズ。四苦八苦、紆余曲折のうえ、なんとか植える準備が整いました。
先週は、荒れ地だった畑に、ビニールをはりました。マルチっていうらしいです。 不器用な私たちは、うまく……
いろいろとネットで調べてみました。ほとんどが、将棋の強さと算数のデキに相関関係があることに肯定的です。
以下のサイトがまとまっていました。理由は、決断力、集中力、論理的思考力、先を読む力、とのことです。
http://blog.livedoor.jp/d2garden/archives/6413549.html
1)決断力がつく
⇒これは、多くの棋士が、将棋をして身についたことにあげています。あの羽生名人も、「決断力」というタイトルの本を出しているくらいです。複数ある選択肢から一つを選ぶ。生活をかけてるプロからすれば、重い決断の連続なんでしょう。2)考える続ける集中力がつく
⇒将棋は、楽しいです。楽しいと子供は集中します。将棋は考え続けるゲームです。この3つが揃って、自然に、一つのことを集中して考え続ける力がつきます。この考え続ける力は、算数の難問を解くときに必要です。難しい問題が出た時に、簡単に諦めないで考え続けられるかが、算数力の伸びを左右すると思います。3)論理的思考能力がつく
⇒主に詰将棋になりますが、ゴールまでの道筋を順序立てて考える必要があります。これは、数学の証明問題と同じで、論理的思考能力が鍛えられます。4)先を(相手の思考を)読む
⇒将棋は、先を(相手の思考を)読むゲームでもあります。相手の思考を読んで、先の手を考えるのですが、実際に進めると予想と違うこともあります。そのような、自分とは違う思考に触れることも思考の幅を広げてくれます。また、先を予測して思考する力が身に付きます。
長々と引用しましたが、ちょっと感覚が違います。
私は将棋と算数の思考プロセスが似ているからだと思います。その思考プロセスとは以下の3つです。
「パターン化によるひらめき」「落とし穴の検証」「お膳立ての工夫」
パターン化によるひらめき…将棋の場合、個々の局面を覚えるというよりはパターン化(抽象化と言ってもいい)して、学習していき、そのパターンをうまく活用することで良い手を指せるようになります。これは、算数の問題を見て、問題文は違うけど、同じ解き方のパターンだと見抜くのと同じ能力じゃないかと思っています。
落とし穴の検証…勝てると思ったとき、ちょっと待てよ、相手に良い手がないか確認するというプロセスを踏めるかどうかで、勝率は違ってきます。強いけど、ころころ負ける子は、ここが甘いケースが多いです。これは、算数の問題で、本当に解けたかどうか、見直す(見直すと言っても、検算をするということではないです)ことができ、勘違いに気付けるかどうかと同じことです。
お膳立ての工夫…勝ちパターンがあるけど、そこに行きつくまでに障害物がある場合、それらをうまく回避する手段を試行錯誤するプロセスです。(例えば、相手の持ち駒に金がなければ勝ちというなら、金を使わせるように罠を仕掛けるなど。)これは、算数で解ける形になるまで、条件を整理するところと同じだと思います。
つまり頭の使い方が似ているんですね。だから、相関関係があるのでしょう。と勝手に思っています。
ただし、将棋をやって算数の能力を鍛えたいというなら、回り道だと思います。そもそも、解き方のパターンを習得することが重要、かつ、第一歩なので、将棋をやるよりは、算数をやったほうが効率的にその能力を鍛えられると思います。
小学校低学年までに、興味を持ったらやらせるという感じでいいんじゃないでしょうかね、と私は考えています。