人生後半の戦略書、大昔から言われていたことだと思うけど、まあ、この歳になるとアタマでは理解できますね。

人生後半の戦略書、大昔から言われていたことだと思うけど、まあ、この歳になるとアタマでは理解できますね。
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でも、実際にその境地になれるかどうかは別問題。煩悩を捨て去ることは難しいです。

この本は、ざっくり言うと、「人間の知能は必ず衰えるが、結晶性知能は年齢を重ねるとともに伸びていくから、晩年はそちらを使え」という話と、「煩悩を解脱せよ」という話の2本立て。

でも、この2つって厳密には違う話なので、なんとなく一緒にしちゃっているのに違和感がありました。

ただ、流動性知能と結晶性知能の話は、以前に聞いたことがあるので、すんなり入ってきたし、いくらお金や権力や名声などを獲得しても幸せにならない人が多いという話も、その通りだと思ったので、まあ、あまり気にしないことにしました。

まあ、満足というものが、何かを得続けなければ維持できないものでり、他者との比較により成り立っているというのは、その通り。そして、この性質は原始時代を生き抜くために必要なものだったから、これに抗うのは難しいですよね。

 

なぜ人生は「後半」が不幸になってしまうのか?誰にとっても不安な人生の変化が強さの源に変わる!

成功者の多くは、人生の前半は単純な成功法則に従っていることが多い。
プライベートを犠牲にして一心不乱に働き、出世階段を上り続ければ、仕事も人生もうまくいくと考える。
その法則は確かに有効だが、永遠に通用するわけではない。

実は、人生の後半は別のルールに支配されている
だから中年になると、成功しづらくなり、犠牲の対価に満足できなくなり、家族との関係が枯れ切っていることに気づく。
その状況への対応策として、ますます仕事に力を注ぐことで、衰えと弱さをカバーし、年々明らかになる変化を否定しようとする。
やがては怒りや恐怖、落胆に見舞われ、想像していたような、喜びや満足や誇りに満ちた人生は叶わずに終わりがちだ。

しかし、その運命は変えられる!
人生の変化は避けられないが、変化が苦難になることは避けられる。
本書を読めば、人生の後半に恵まれる才能を享受し、優雅に、活き活きと、確かな目的とともに生きる方法が見つかる。

ハーバード大教授、幸福について研究する異色の社会科学者、ベストセラー作家、
『アトランティック』誌の人気連載シリーズ「人生の築き方」の著者が贈る、
人生後半の指南書としての一冊が登場!

●目次
第1章 キャリアの下降と向き合う―「その時」は思っているより(ずっと)早く訪れる
第2章 第2の曲線を知る―流動性知能から結晶性知能へシフトチェンジ
第3章 成功依存症から抜け出す―「特別」になるよりも「幸福」になる
第4章 欲や執着を削る―死ぬまで足し算を続ける生き方をやめる
第5章 死の現実を見つめる―必ずある終わりを受け入れる
第6章 ポプラの森を耕す―損得勘定なしの人間関係をはぐくむ
第7章 林住期(ヴァーナプラスタ)に入る―信仰心を深める時期
第8章 弱さを強さに変える―自然体がもたらしてくれるもの
第9章 引き潮に糸を垂らす―人生とキャリアの過渡期に必要なこと

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