- 2014/01/06
中学受験を考えている同世代の子供を持つ親のブログを暇にまかせて探してみた。
塾にバリバリ行く、本気モードの人ではなく、私のように様子見をしながら、子供に実力に応じて、方向性を決……
松本大・マネックス証券会長が開成、運動会の伝統を日経電子版で語っています。面白いです。
最近みたいに、多くの人が権利を主張し、企業もコンプライアンスがうるさくなった今、こんな自由な空間はまだ残っているのでしょうかね。時代は平成ですから、どんなもんでしょう。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO10163730R01C16A2000000
東京大学合格者数ナンバーワンを誇る私立の雄、開成高校(東京・荒川)。だが、最近は、ライバル校や新興勢力の追い上げなどで、激しい競争にさらされている。そうした母校のために一肌脱ごうと立ち上がったのが、同校の卒業生、松本大・マネックス証券会長(52)だ。金融関係者のOB会をつくるなど、“開成愛”あふれる松本氏が、熱く語る母校、そしてその母校から受けた影響とは。
■入学してすぐ、上級生の“洗礼”を受けた。
開成は高校からも入れますが、基本的には中高一貫の男子校です。私も中学受験で入りました。
学校が始まって早々、教室でみんなと弁当を食べていたら、背も高く、私たち中学1年生から見れば、顔つきも体つきも完全に大人の高校3年生が突然教室に入ってきて、いきなり「はしを置け!」と怒鳴るんです。変な人が入ってきたなという感じで見ていると、黒板をバーンとたたいて、「はしを置けと言っているんだ!」とまた怒鳴るわけです。
そして威勢よく、私たちに向かって、翌日から運動会の練習を始めるから、昼休みと放課後は校庭に集まるよう命令し、ヘラヘラして聞いていたら、また怒鳴る。最後に、「わかったか」と言うので、全員、緊張しながら「はい」と返事をしたら、「バカ野郎、返事は、『おう』だ」と。こんな感じで6年間が始まりました。
毎年5月中旬に開かれる開成の運動会は、中高合同で行う一大イベントで、中1から高3まで、クラスごとに縦割りにして8組に分け、戦います。
競技や応援の練習は、それぞれの組の高3の生徒が下級生を指導する形で、本番までの1カ月ちょっと、毎日、へとへとになるまでやります。種目は、騎馬戦や棒倒しなど激しい競技ばかりなので、当然、けが人も出る。ビリになった組の人は、いまだに、飲むと「お前ら、あのときビリだったな」と言われるほど、全員にとって思い出深いイベントです。
もちろん楽しいこともありましたが、上下関係の厳しさを学んだり、理不尽なことも色々とあったりもしました。ただ、社会に出れば、理不尽なことはいくらでもあります。後から振り返れば、運動会の練習は、社会性を身に付けるためのトレーニングの場だったのではないかと思います。