はじめての中学受験、だいたいの内容については共感できますが、どうかなと思うところもあります。

はじめての中学受験、だいたいの内容については共感できますが、どうかなと思うところもあります。

偉そうにコメントすると、なかなか的を射ている本じゃないかと思います。ただし、子どもには個性があり、中学受験する目的や志望校もまちまちなんで、万人に通用するとは思ってはいませんけど。

アテナ進学ゼミって、吉祥寺にあるので、話を聞きに行ってみようかなぁ、と思いました。まずは番長に聞けという説もありますが。

 

 

  • 国語力を上げるには、読書をさせてはいけない。…これは反対。短期的な国語力を上げるために読書が効果はないというのは同意ですが、乱読の蓄積が将来の基礎になると思っているので、長い目で見たら読書をさせるべきだと思います。「読書をさせたからといって、国語の成績が上がることを期待していはいけない」だったら賛成です。そういえば、小学生の頃、読解力がないから、イソップ物語を読めと言われて、読んだ思い出があります。あれは、役に立たなかったですね。
  • 計算ミスを減らすには、筆算の特訓をさせてはいけない。…できる限り、暗算でというのは賛成。でも、サザエさん型とかプーさん型とかいう分類は反対。傾向はあるかもしれないけれども、ミスする子どもはどっちもやる気がしています。
  • 公式や裏技の丸暗記では、算数の実力は上がらない。…大賛成。基礎練習としてのパターン学習についても、ほぼ同意。長女にはどうやって効率的にパターン練習をさせるのかを試行錯誤中。
  • 実験教室に通っても、理科が得意にならない。…賛成。実験教室が失敗しないので、実験の醍醐味がない気がしますし、仮説を立てるプロセスが全くない気がしています。
  • 暗記力が社会を決めるという考えはもう古い。…賛成。ただし、基本的なことは記憶していないといけないので、暗記力が不要ということではなく、暗記力にプラスアルファが求められていると思っています。
  • たくさんの応用問題を解いても応用力は身につかない。…賛成。どちらかと言うと、たくさんの基本問題を解いたほうが応用力はつく気がしています。
  • 志望校に合格するには、学習量を減らしなさい。…睡眠時間を確保するという意味で賛成。睡眠時間を削ってまで勉強する時期じゃないと思います。
  • 受験に強い子にするには、早くから塾に通わせてはいけない。…これは微妙。早くから塾に通わせたからといって、受験に強くならないということなら賛成。
  • 「途中転塾は絶対するな」は大ウソ。…興味なし。自分の塾に誘導するためのハードルを下げるための宣伝の章という認識です。
  • ただほめるだけでは、子どもは伸びない。…賛成。何が良かったのかを明確にしないと効果はないですよね。それに、自宅学習で、子どもをずっとほめる続けることができるほど、人間ができている親なんていないと思います。極論すると、塾に行かせるということの半分は、塾の先生に子どもを叱ることを委託していると思っているぐらいだから、ほめるだけってことはないと思います。
  • 成功談に惑わされてはいけない。…賛成。こういうのって、都合の良いところだけ、受け入れて、現実から目を背けちゃうんですよね。
  • 中学受験は、親の覚悟にかかっている!…これは反対。教育とか子どもの自立とかは親の覚悟にかかっていると言われれば、そうかなと思うけど、中学受験だけ特別視することじゃないような気がします。