四科のまとめとメモリーチェックとコアプラスの比較。いったいどれを使うのがいいのか、個人的な感想です。

暗記を中心とするインプットの教材は理科、社会ともにいくつかありますが、とりあえず買い漁ってみたので、その結果をまとめてみました。

まずは、社会から。

結論としては、メモリーチェックが一番おすすめです。

長年にわたって入試問題を徹底分析してきた日能研が、中学入試に最低限必要な知識をコンパクトにまとめた、受験生必携のベストセラー『社会メモリーチェック』の2016年資料増補版。最新の統計資料を使って問題を構成してあり、本番までの総復習に最適です。
必須の学習内容を80の項目に分け、1つの項目が見開き2ページ(「要点のまとめ」⇔「ポイント・チェック問題」)で完結する構成。チェック問題は大部分を穴埋めと一行題で構成しています。知識の確認と補強が同時におこなえ、確かな力がスピーディーに身につきます。巻頭の「弱点診断テスト」では、瞬時に知識の足りない項目(分野)がわかるので、効率よく弱点補強ができます。
学力レベルを問わず、入試に必要な知識を確実に身につけられる問題集です。別冊解答・解説つき。

左右見開きになっていて、使いやすいです。ただ、実際に左ページはあまり使っているようには見えないし、ボリュームが足りないという印象です。地図とか資料を中心にまとめるか、表形式で共通点と相違点を整理して欲しいところです。作業用のスペースというのも良いアイデアかもしれません。

右ページの問題は、単純な知識問題だけでなく、記述問題も含まれていて、ちょうど良いという印象です。問題のレベルも、長女の場合、春時点では全くできなかったのですが、秋になるとほぼ正解するようになりました。受験対策としては適切なレベルである証拠じゃないでしょうか。(まあ、5回以上、繰り返し勉強したので、当然と言えば当然の結果なんですが。)

インプット用のベースとなる教材はメモリーチェックで良いと思います。全単元が終わった6年生の4月から勉強を開始し、夏休み終了時までに9割以上の正答率を目指したいところです。

四科のまとめは、ごちゃごちゃしすぎの印象です。内容は充実しているんですけど、インプットようにコンパクトにまとまっているという点で、かなり劣っているような気がします。テキストみたいになっちゃっていて、使いにくいんですよね。

天下のSAPIX。でも、この教材は、中途半端。赤いシートを使うと一問一答形式で使うことができるのですが、持ち運びには適していない大きさ。そして、問題が少しマニアックなのと、基本事項が網羅的に扱われているかどうかが、ちょっと微妙な気がしています。

コアプラスは夏休みにメモリーチェックが完璧に終わったら、秋以降に使うインプット用の補助教材として買うのがおすすめです。

ただ、これらはあくまでもインプット用の補助教材ですので、アウトプット用の訓練はまたの機会にまとめます。



次は理科。

結論としては、塾技100。えっー、メモリーチェックでも、コアプラスでも、四科のまとめでもないなんて、反則じゃん、という声もありますが、これが一番いいと思いました。なぜなら、理科は社会と違って、単純な暗記科目ではないからです。

「中学入試 理科 塾技100」の特長
●入試理科の頻出分野が、これ1冊ですべて学べる。
●参考書・問題集・図鑑の3つの役割を果たす。
●厳選した入試問題を使って、パターン学習で得点力を養成する。
●基礎固めはもちろん、短期間での巻き返しも可能。

本当に100パターンに分けることができるのかという疑問は残りますが、シンプルな作りが好感が持てます。これも左ページに単元ごとの解説があり、右ページが類題と練習問題。類題は左ページの内容に則したものになっているのですが、練習問題は、基本的に実際の入試問題を使っているので、難易度は十分です。

感想としては、コンパクトにまとめすぎた左ページが使いにくいので、解説と類題のスペースを入れ替えて、左ページに標準となる問題と詳しい解き方の解説、右ページに一問一答形式の重要ポイントと入試問題という構成にしてはいかがでしょう。

理科のメモリーチェックはさすがに簡単すぎです。これだと、夏休み前までの補助教材というレベルで、全部覚えていても、入試問題レベルには太刀打ちできない気がします。基本的には、5年生の1月まで、通常の単元の理解を確認するために使い、6年生の春休みに完璧にするというのがいい気がします。

これは使いにくいですね。基本事項の設問が、問題の意図がわかりにく文章が多くて、何を答えていいかわからないです。あまりお勧めはできません。

社会と同じで、ちょっとマニアックで、一問一答形式にはそぐわない感じ。難関校には必要なレベルなのかもしれないけど、難関校はマニアックな知識を問うというよりも、知らないことを応用力で正しい答えを導くということのほうが重要視されているので、なくてもいいかな、と思います。あくまでも感覚論ですが。

あたりまえですが、どれも一長一短なんで、ベネッセには、「テキスト+ワーク+インプット用教材」となるように教材の開発をお願いしたいですね。