- 2018/07/22
重松清の「とんび」、父親の不器用な想いが、じわっと伝わる感動的な本です。あまりにも、いいので、長女に強く勧めました。
父親なんて、ほとんどが不器用で、器用にしようと思うと、ますます不器用になっちゃう生き物だと思います。……
うん、おしまい。
長女のときのように「わが生涯に一片の悔いなし」とまではいかず、どちらかと言うと、安西先生の「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」という状況で、最後まであがきました。
肝心な成績は、やっぱり厳しめ。
模試は大半が撃沈しているし、過去問の勝率は下記の通り5割。
まあ、そうは言っても、下の長女の時と比較して、そんなに変わっていないから、悲観するほどではないのかもしれないけど、点数の取り方が、悪い気がします。長女のときのほうが、どーんと構えていられたように思います。喉元過ぎれば…かもしれませんが。
他にネガティブ要素としては、記述の採点基準がよくわからないということと、声の教育社の配点がイマイチというところです。前者については、私なりに妥当だと思うラインで点数をつけているのですが、すごく厳しかったら、10点ぐらいは下がるだろうと思うと、3勝7敗になっちゃうので、ちょっと怖いです。
無理矢理、ポジティブ要素を探すと、、、塾に通っていないおかげで、長男は過去問の類似問題に触れる機会がほとんどなかったということでしょうか。なので、これが、ほぼほぼ実力値に近く、下駄的なものはなかったと思います。(だから、当日の相性さえ良ければ、受かる可能性がないわけではない、ということです。)
あとは、算数で毎回10点以上のミスをしているので、当日、良い緊張感をもって、ていねいに解き切ってくれれば、それなりに点数が伸びます。ええ、ミスも実力のうち、という言葉は、よく知ったうえで言っていますが。
最後は予想問題を長男と話し合って、少しでも戦いを有利に進めるよう、ヤマを掛けてみました。劣勢なんだから、勝負手です。
もっとも、長男は、「それはでないでしょ、さすがに。自分が好きな問題を選んでいるだけじゃん。」という反応が大半でしたが、まあ、それでも、記憶には残ったんじゃないでしょうか。それに、問題作成者も、自分が好きな問題を作っているはずですし。
具体的に、
算数:
・約数の個数、ユークリッドの互除法の問題(数の性質)
・道順の問題(場合の数)
・消費税8%と消費税10%のつるかめ算(文章題)
・長方形から正方形を切り取る、フィボナッチ数列の応用(規則性)
●円の長方形周囲への転がりから、球の立方体周囲への転がり(平面図形・立体図形)
●ウソをついている人間のいる犯人捜し(推理・論理)
●円すい表面の最短距離と内接球(立体図形)—
理科:
・音の速さとドップラー効果の計算(物理)
・電流と方位磁石(物理)
・溶解度(化学)
・実験器具の問題(化学)
・人体の循環器の問題(生物)
・短日植物と長日植物(生物)
・フェーン現象の計算(地学)
・カシオペアから北極星を求める作図(地学)
●振り子と運動、人工衛星(物理)
●酸化銅の還元(化学)
●メンデル遺伝の法則(生物)
●P波とS波のグラフから震央の場所を作図して特定(地学)
という感じです。当たるといいなぁ。国語と社会は予想しても無意味なのでやめました。絶対に出ないと断言できるのですが、国語は「ヨコチンの謎」推しです。
あとは、祈るばかり。