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  • ばっさり言ってしまうと、親に最低限の問題を解く力と、気の遠くなるような忍耐力がないと、自宅学習は難しいです。

    ばっさり言ってしまうと、親に最低限の問題を解く力と、気の遠くなるような忍耐力がないと、自宅学習は難しいです。

    「自宅学習に向いている家庭と向いていない家庭」

    http://konchan.net/x/archives/21292

    ばっさり言ってしまうと、親に最低限の問題を解く力と、気の遠くなるような忍耐力がないと、自宅学習は難しいです。

     


     

    中学受験で自宅学習できるかどうかを考える際には2つの軸があります。

    上図のようなイメージで、問題を解く力があるかどうかと、忍耐力があるかどうかです。より重要なのは忍耐力です。忍耐力があると自信をもって言える人間はそうはいないでしょうが、中学受験をきっかけとして、自分の忍耐力を鍛えたいというのはいいと思います。

     

    問題を解く力:

    申し訳ないですが、桜井さんの家庭は中学受験には向いていなかったです。それを努力で一定の成果をおさめたから、本にもなるし、ドラマにもなるんです。

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    ドラマって、何かしら特殊じゃないと盛り上がらないですからね。例えば、親が東大卒で、小学3年生から塾に通いはじめ、最初は偏差値69だったのが、受験前には72になって無事に第一志望に合格したとかだと、全く面白くないです。絶対に見ません。(もっとも、下剋上受験のドラマも面白くないですけど。)
    ビリギャルとかもドラマ化されるのは、通常ではありえないことが起きたからです、あくまでも。だから真似しようなんて考えてはいけません。

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    話を元に戻して、中学受験の問題を解く力の話です。
    塾に頼らずに勉強する と決意した場合、子どもが解いている問題のにノータッチという訳にはいきません。もちろん、全ての単元について講義するなんて不可能ですし、効果もないですから必要もないです。でも、問題の難易度は見たらある程度はわかるぐらいの実力がないと辛い局面も出てくるでしょう。
    誤解を恐れずに言えば、部活に熱中していたとか、グレていたとかいう特殊事情がなかったとすると、偏差値にして45ぐらいはないとさすがに厳しい気はしています。これ以下になると、中学受験をするのに適していない子どもがいるのと同様、自宅学習するのに適していない親もいると思います。その場合は、餅は餅屋で、教えるという点については、プロに任せればいいだけです。
    なぜ、ハードルがあるかというと、塾に行かないということは、家庭で、つまり、親が合格に向けての計画を立てるということで、そのためには、子どもの実力を正確に把握しておくことが必要です。これは模試の結果を見れば、概要はわかりますが、細かいところは、やはり問題と子どもの間違え方を見ないといけません。それに、模試の結果等で、子どもの弱点などのやらなければならないことはある程度はわかりますが、それをどういう順番で克服すべきかなどの詳細までは、やっぱり問題に対する最低限の理解がないとわからないんじゃないでしょうか。近い将来にはAI(人工知能)が計画を立ててくれるようになるかもしれませんが、まだ実用化は先の話だと思います。

    カリキュラムというのは、あくまでも理想。実際には、子どもの理解度とカリキュラムは乖離するのが当然で、そのギャップを放置するのか、訓練して克服するのかを決めるのが、戦略。訓練して克服する場合、いつ取り組むのか、原理原則から学ぶのか、公式やパターン丸暗記で急場をしのぐのかを決めるのが戦術。これらは、御三家レベルの問題を解ける必要はないけど、問題のレベルと子どもの理解力や到達度ぐらいはある程度わかっておかないとやっぱり難しいと思います。
    ということで、親が中学受験経験者だというのは、それなりのアドバンテージだと思います。もちろん、後から学んでも、大人の頭脳であれば、簡単に追いつけますが、仕事が激務で時間が取れなかったり、想像を絶するぐらい勉強が苦手だったりすると、お金で解決するほうがいいと思います。

    ただし、塾が上記のような計画を個々の生徒のために、きめ細やかに立ててくれると思ったら大間違いです。集団で授業をする中で、一人一人に違う課題を出すというのは相当難しいです。少なくとも、私にはできないです。標準のカリキュラムとそのクラスの平均的な成績の生徒に合わせた授業にならざるを得ません。で、平均ってやつはあくまでも平均であって、ジャストフィットする層は半分以下と見ています。とくに、教科単位でクラス分けがされていない進学塾だったり、生徒数が少ない校舎だと統計的にそうなる確率は高いはずです。そういう意味では、先生に実力があるという前提ですけど、個別指導とか、家庭教師のほうが、劇的な効果が出る可能性はあると思います。(その甘い囁きに騙され、涙が出るほど、お金を払うケースもあるので、おすすめはしませんが。それが、実力ない先生だったりすると、泣くに泣けないですね。)

    [補足]
    ふと思ったのですが、親の中学受験を経験し、成功した経験があるメリットとして、子どもが親の言うことを信頼しやすいというのはあると思います。未経験だと、まずは実力があるところを子ども見せるというプロセスが必要になりますから。

     

    忍耐力:

    運良く親が中学受験経験者だったり、定時で帰れる時間的な融通のきく仕事に従事していたりしましょう。もしくは、非常に地頭が良かったとしましょう。
    であれば、学力はもう十分です。最低限があればいいわけですから。

    [補足]
    私の中学受験の時は、生徒を引き抜いて独立した、塾あるあるの塾に通っていたので、先生の頭数が足りなかったのか、算数の授業を国語の先生が教えていました。さすがにこれで月謝を貰うのは、人として恥ずかしくないのかな、と今となっては思います。当時、インターネットがあったら、うちの親も少し家から遠くなっても、山田義塾に通わせただろうと思います。でも、私の受験の結果には大きな影響はなかったです。

    話は元に戻って、次に必要なのは忍耐力。しかも、2つの。1つは、自分のイメージした通りに子どもが勉強しないことについての忍耐、もう1つは、どうして塾に通わせないのというような周囲のプレッシャーや非難に対する忍耐です。

     

    まずは、1つ目の忍耐。
    子どもは子どもで本人なりに一生懸命に勉強しているんだと思いますが、大人の目から見ると、歯がゆい場面は多々あります。実の親子ということで、思い入れも通常以上になってしまい、思わず、声を荒げてしまうことも多いと思います。親がそこを乗り越えられないなら、絶対に自宅学習は無理です。素直にお金を払ってプロに任せましょう。
    とは言え、偉そうに言っている私もかなりな頻度で激怒しています。ブログにも書いちゃうぐらい。

    長女の勉強っぷりに激怒。集中力がないにも程がある。リビングで勉強しているのが良くないのか、それとも、そもそも素質がないだけなのか、それが問題ですね。

    長女がだらだら時間だけかけて勉強して、覚えなければならないことを全く覚えていないので激怒。もう潮時かと思う、今日、この日。

    怒るのは仕方ないですが、どうやって平常心を取り戻すかですね。あと、ここで怒っても子どもがやる気をなくさないかどうかが重要で、そのためには、志望校に行きたいという思いがどれだけ強いのか、ということなのかもしれません。
    親の側からすると、どれだけ子どもをリスペクトしているか。あくまでも、自分の思い通りになるコピーではなく、別人格として尊重できるか、一人前の人間として認めてあげられるか、じゃないでしょうか。

    ただ、この経験はサラリーマンとしてのスキルアップに活かせること間違いなしですので、最初は難しくても挑戦してみるのもいいと思います。職場で、部下が指示通り動かない、あーイライラするって状態はよくあると思いますが、そういったときの対処方法が身につきます。簡単に言うと、相手をよく見るということに尽きるのですが、考えるのと実践するのとでは全然違います。きっと会社でのマネジメント能力が飛躍的に伸びていることでしょう。

     

    次に周囲からのプレッシャーに対する忍耐ですが、これもまたやっかいです。
    リアルな世界にもネットの世界にも、何かといちゃもんをつけてくる奴がいます。いかにも、私たちのことを思ってという顔でアドバイスしてくれるのですが、アドバイスした結果に何のコミットもしないので、正直、迷惑です。

    • 「塾に通わせた方がいいんじゃないの」
    • 「お友だちのダレダレさんは、SAPIXに通って合格したよ」
    • 「今は時代が違うから塾に通わせないと受からないらしいよ」
    • 「せめて××ぐらいは受かるんでしょ」
      などなど。

    誰1人として、家でもできるよ、頑張りなよと言ってくれる人はいませんでした。強いて言えば、ブログの中のまだ見ぬ人と、商売を度外視して相談に乗ってもらった番長ぐらいでした。

    コミットメントしないのに、文句を言うのは、とあるサイトで、嗤われているお父さんと同じですね。

    ■ さぁ、ここで、パパの名言。

    「なんだよ、あれだけかけて、結局、Y■学園かよ」
    ※さらに、伏字にした方がいいのかな……((((;゚Д゚)))))))
    いや〜、出ましたね。パパのダメな定番ゼリフ。一部のパパたちは、お金さえかければ、プロジェクトはうまくいくと思いがちだからね☆おっ、ママの表情が、鬼に化けましたよ〜♩さぁ、バトルが始まるかな♪(´ε` )

    ■ さぁ、次の名言。

    「結局さぁ〜、過去問ばっかりやらせてたから、ダメなんだよ。俺は、もう少し、基礎を固めさせた方がいいと思ってたんだよ」
    いや〜、出ましたよ。ママの取り組ませ方批判。これで傷つくママも多いんですよね〜。しかも、「思ってたんだよ」だって♪(´ε` )だったら、先に、言えよ!

    ■ さあ、最後も 定番のクソゼリフ。

    「今年はRの応募人数が少なかったんだって、やっぱり、TEじゃなくて、Rを受けさせた方が良かったんじゃない。」
    うわぁ、ママの苦渋の判断を批判している。パパは、あの時、何も言わなかったのに……ママ一人に、決めさせたて……、それなのに……後出しじゃんけんみたいなことをしている((((;゚Д゚)))))))

     

    http://ikaretyugakujyuken.blog.fc2.com/blog-entry-2592.html

    かなり腹立たしいことこの上ないのですが、ちょっと何か言われたら思わずキレたり、落ちたらどうしようというプレッシャーに負けたりする人には向いていないです。特に、他人やネットの情報に振り回されやすい傾向の人は注意が必要です。

    が、実は、これも会社あるあるです。こっちが一生懸命にやっているのに、水を差すようなことを平気で言う馬鹿上司。隣の部署で、直接関係ないのに、口を挟んでくる評論家重鎮。お前がやれ、といいたくなりますよね。このシチュエーションの練習になります。時には上司と言えども、戦ったり、どうしてこの手段が適切なのか説明したり、ケースバイケースで適切に対応することが重要です。

    あと、追加で忍耐力が必要だとすれば、子ども成績をありのまま受け入れるという多くの場合、非常に忍耐のいることも必要ですが、これは別の機会に譲ります。

     

    まあ、育児は育自ですよ。やるからには結果を出そうと心に決めて、中学受験を楽しむのがいいんじゃないでしょうか。きっと、桜井さんも楽しんだんじゃないですか。しかも、儲かってるし、一石二鳥ですね。

     


     

    参考にした情報など:

    もはや首都圏では中学受験は普通のことになり、受験日が重なる2月1日はクラスの半数が欠席というのも珍しくありません。
    親御さんは自分の子供に期待をかけ、有名な学校に入学させたがります。
    東大や早慶など、有名大学に進学し、一流企業への道を歩ませたい、そのためには大学進学実績の定評のある中高一貫校へ、と願っています。
    しかしそれは子供本人の意志というより、親自身の見栄、過剰な期待と言えるのではいでしょうか?
    自分の夢を子供に託している方も多いようです。
    中学受験の失敗の原因は、とりあえず進学塾に通わせる、というところにあるのです。
    高校受験と同じ感覚で中学受験を考えているのです。
    多くの親御さんが、子供が持ち帰ってくる入塾テストの結果を見て唖然とします。
    そこには偏差値43とか52とかが記載されています。
    それを見た親はまず間違いなく「どうして?」と感じることでしょう。
    「学校のテストは、いつも90点以上なのに・・・」と驚きます。
    しかし実際に小学校のクラスで上位でも、受験の勉強をしないと偏差値60などをいきなり出すのは無理なのです。
    その時、陥りやすいのは、子供に対して厳しくしてしまうことです。
    怒ったり、急に猛勉強させたりして、本来の小学生らしい暮らしを奪ってしまう親御さんが非常に多いのです。
    受験勉強を重視しすぎる生活を無理強いするわりには、偏差値はほとんど上がらない・・・。
    過剰な期待を持つ親御さんが暗く悩むことで家庭内の雰囲気は切羽詰まった状態になります。
    子供は頑張っても結果がでないので、最後には燃え尽きてしまう・・・。
    最悪のケースは、無気力な子になってしまうことです。
    中学受験は一歩間違うと、辛い毎日の連続となってしまいます。
    まず中学受験の難しさを正しく理解し、適切な判断ができる「賢明な親」になることが重要なのです。
    大手の進学塾に期待ばかりせず、自宅学習を基礎に据えて、無理なくお子さんの成績を伸ばしてあげていってください。

    http://kateigakushuchugakujuken.web.fc2.com/

     

    <進学塾に通った子どもの九割は悪影響を受けている! >

    中学受験を志望する子どもの多くは、進学塾に通っている。
    子どもの絶対数は減っているが、塾に通う子どもの数は増加傾向にある。
    そのように塾は子どもたちに大きな影響を与えており、それが良い影響であれば素晴らしいことだが、特に大手の「進学塾」と呼ばれる難関校受験対策を売りにした塾に通うことで、かえって「勉強ができなくなる」「伸びる可能性をつぶしてしまう」「精神を病む」「人間形成を阻害される」など、多くの子どもに何らかの悪い影響を及ぼしている―。

    京都で二十年弱にわたり学習指導に携わり、進学塾を知りつくした著者が「進学塾の裏側」から、「家庭で子どもを伸ばす方法」まで、目からウロコの中学受験の真実を伝える一冊です。

    [amazonjs asin=”4799310186″ locale=”JP” title=”進学塾不要論 (ディスカヴァー携書)”]

     

     スポーツや音楽など習い事をしてきた子たちは、受験時の集中力が違います。文武両道と言いますが、これまで多くの受験生を見てきて、勉強と習い事は共に影響し合いながら伸びていくものだと感じています。
    中学受験をきっかけに、習い事をやめるお子さまもいらっしゃいます。お子さま自身がやめたいのであれば、やめて受験勉強に集中するのもいいでしょう。ただし、無理にやめさせるのはおススメしません。受験勉強は、自分で目標を持ったり、学習スケジュールを立てたりといったお子さま自身の受験への意欲が成功の大きなカギです。納得できないまま「辞めさせられた」では、意欲は育ちにくいものです。おうちのかたは、受験勉強と習い事が両立できる方法を考えてほしいと思います。

    http://benesse.jp/contents/naraigoto-ryoritsu/

     

    Q.家で受験勉強をするとなると、わからない問題は親がみることになるので素直に親の言うことを聞き入れてくれるかどうか、教えられるかどうかに不安があります。やはり塾の先生(他人に)お任せする方がラクなのかなと思ったりもしています。

    A.通塾してもしなくても親の負担、ストレスはほとんど変わりません。
    それは、塾に通っても、結局、わからない問題は親が見るケースが多いですし、宿題や組み分けテストなどでいろいろと振り回されることになるからです。ではどうすれば親の負担が軽くなるのか?それは、考え方を少し変えればいいのです。
    ・本人が自分から机に向かう習慣を身につけさせる。
    ・目標を設定し、計画を立てて勉強をする計画力を身につける。
    ・わからない問題があっても自分で解決できるくわしい解説のついた問題集を与える
    こうした環境を整えて上げることが、本人にとっても親にとっても一番良いのです。サクラサク中学受験は、この家庭学習の環境づくりに力を入れています。もし、お子さんに勉強を教えることに不安があるなら、週に1回でもよいので、家庭教師や個別指導を利用し、分からない問題をピンポイントで質問する時間を確保してもよいでしょう。お子さんの学習ペース、進め方に合わせて、サクラサクや塾を上手に活用してみてください。

    http://www.jukenbible.com/qa.html

     


     

    当サイトでの中学受験の最新記事:

    [RSSImport display=”10″ feedurl=”http://konchan.net/x/archives/tag/exam/feed/”]

    中学受験まとめ:

    中学受験のまとめ、「完全」塾ナシ自宅学習による中学受験のリアルな記録と備忘録です。

  • いつの間にか、Googleの仕様、もしくは、WordPressのプラグインの仕様が変わっていました。

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    参考までに、この時点で、にほんブログ村 中学受験(自宅学習組)2位、人気ブログランキングの吉祥寺で1位です。頑張れ~。

     

    (さらに…)

  • 中学受験の勉強はある一定までであれば、基礎の反復によって、必ず伸びます。伸びなかったとすれば、やっていないだけです。

    中学受験の勉強はある一定までであれば、基礎の反復によって、必ず伸びます。伸びなかったとすれば、やっていないだけです。

    「中学受験の学力について、どうすれば成績が伸びるのか」

    [sitecard subtitle=関連記事 url=http://konchan.net/x/archives/21292 target=]

    中学受験レベルの問題を解く力は、ある一定までであれば、基礎の反復によって、必ず伸びます。伸びなかったとすれば、やっていないだけです。

     


     

    中学受験に限らないと思うのですが、勉強というのは、以下の3段階で構成されていると思います。

    ・インプット
    ・アウトプット
    ・構造化

     

    インプット:

    インプットは文字通り、基本的な知識や解き方のパターンを覚えることです。このインプットの成果がある程度出るようになってはじめて受験生と言えるでしょう。逆に、厳しい言い方をすると、このインプット作業ができていなければ、受験する意味がないです。中学受験させるべきかどうかの判断基準の1つで、本人に才能があるかどうかと言ったのは、このインプットするに耐えうるだけの能力かやる気があるかということに他なりません。

    時期によって、インプット作業による到達レベルはまちまちですが、全カリキュラムが終了した時点で、日能研の理科と社会で言えば、メモリーチェックがほぼできているレベルです。そして、このレベルで、受験生の平均は超えると思っています。つまり、メモリーチェックができれば、偏差値50超といういことになります。

    [afTag id=46094][afTag id=46073]

    私自身は、この人のブログを読むたびに、自慢の多さとプロの家庭教師だと言うのに文章の下手くそさにイヤな気分になっているのですが、メモリーチェックを繰り返せという主張には同意します。

    基礎だけで平均を上回ると言っていることは、半数はこの基礎をクリアしていないということとほぼ同じことです。もったいないなぁ。なんで、みんなやらないんだろう。恐らく、カリキュラムが早すぎて、次々と新しいことを詰め込まれ、消化不良になっているか、そもそも中学受験すべきではないのに、親の強い意向でやらされているかじゃないでしょうか。

    実は、このレベルは、徹底的な反復練習で到達できるからです。繰り返しますが、反復練習を真面目にやってもできないとか、そもそも反復することができないというのは、小学生という時期に受験するのは向いていません。キャチボールできない、もしくは、しようとしない子に、野球を本格的にやらせるようなもんです。

    そして、このレベルへの到達点はひたすら繰り返しです。エビングハウスとの戦いです。

    忘れそうなタイミングで、再度、反復練習するというのが基本です。実は、もともと、中学受験のカリキュラム全体が螺旋階段状になっているので、意識しなくても、自然と繰り返しになっているはずですが、それより細かい単位で復習したほうがいいと思います。復習テストを小まめにやるスタイルの塾なんかはある程度、強制力があっていいかもしれません。

     

    アウトプット:

    アウトプットは少しレベルが上がります。知っていることの中から、適切なものを選んだり、答えにする際に問題文に合わせて変形したりする作業です。これは、インプットが不十分だと、訓練しても効果はほとんどないです。道具が揃っていないのに、DIYを始めるようなもんです。ドライバーなしで、大工はできまさんよね。

    インプットができている前提で、いろいろな応用問題にチャレンジしていきます。なかなかハイレベルです。解いてみれば、すぐにわかりますが、大人だって解答なしで正解するのは難しいです。

    ここを乗り切るポイントは、原理説明、諦め、基礎の反復です。

    まず、子どもが間違えたり、解けずに悶々としていたら、どのインプットを使うのかを、その理由とともに教えましょう。解説がある程度丁寧なら、解説を読ませるというのが良い手段です。親が教えようとするのはリスクが高いです。だって、難しいですから。これ、算数が苦手なお母さんが教えようとしたら、結構な悲劇です。いや、喜劇かな。教えているほうが訳わからず、しどろもどろですから。

    次の手段は、諦めるです。この問題は今はできない、ということでなかったことにします。時期が来れば解けるようになるかもしれません。万が一、最後まで解けなくても、たった1問できないだけで、落ちることはないです。他のが十分にできてさえいれば。悶々とするより忘れるほうが精神衛生上、良いと思います。もちろう、時期をみて、再度、挑戦することは言うまでもありません。必要以上の完璧主義は不要です。

    じゃあ、何するのか。その問題を解くために必要な基礎を反復練習します。読書百遍とも言うように、簡単なことも繰り返すことで、その使い方もわかるようになってきます。子どもって、凄いです。

    たまに、このアウトプットで学ぶべきものを無理矢理公式化して、インプットに変えようとしているケースもありますが、微妙なところです。例えば、この図形の面積を正方形の面積の0.57倍と覚えさせちゃうようなやり方です。その理由をわかったうえで、覚えるのならばいい、もしくは、何度も反復して問題をやることで自然と覚えてしまうというのならばいいのですが、これを丸暗記というのは、おすすめはしません。円周率が22/7とかになったら、おしまいですし、応用が利きません。短期的な効果があるので、覚えろと言っているブログも多いみたいですけど。

     

    構造化:

    自分で構造化ができるようになったら、もう親の手は離れています。どんなに頑張っても勝てないですし、勝つ必要もないです。実は勉強をする一番の目的なんじゃないかとさえ、思います。社会人だって、自分自身を含めて、自分の中で知識を整理するというのは難しいです。インターネットでわかる付け焼き刃の知識を、パワーポイントでお化粧するだけのプレゼンとかコンサルって多い気がします。反省。

    この域まで達すれば、自分で学んだことを整理して、自分なりの意見というのを持つことができます。インプットとアウトプットを極限まで鍛えれば、御三家も受かると思いますが、社会で通用する基本的なスキルは、この構造化する能力なんじゃないでしょうかね。根拠のない推論ですが、御三家に入っても、入学後に伸びずに、大学受験や社会に出て成功しない子どもはこの能力を鍛えることを怠ったからじゃないでしょうか。(もちろん、コミュニケーション能力に難がある場合も多いでしょうが。)

     


     

    大切なことは2つです。

    1つは、小学生はこれらをどういう順番でやればいいか、自分で計画を立てることができないということです。もう1つは、前のステップが不十分なときに次のステップに進んでも効果はないということです。

    今、どんな勉強したらいいかを、子どもの状況を考えて選択してあげることです。これは教科ごとで現在地が違うかもしれませんし、同じ教科の中でも単元ごとに違うかもしれません。それを見極めて、どの勉強法をするのかを考える必要があると思います。塾はカリキュラムに完全についていけている子どもにはいいかもしれませんが、いったん遅れると、同じやり方を続けても立ち直れません。カリキュラムに追随しない勇気を持って、指導することが大切な気がします。

    恐らく、個別指導や家庭教師で効果を出しているケースって、子どもの状況を把握して、いったん前に戻ってやり直すことで立て直しているということにつきる気がします。

     


     

    参考までに我が家の場合:
    そこそこ賢いんじゃないかと思っていましたが、偏差値は正直で、5年生の頃はかなり目標に届いていない悲惨な状態でした。さすがに、能天気な私も、ポテンシャル期待では無理だと言うことを気づいて、6年生の夏休みから、徹底的なインプットの反復練習をはじめました。もともと、「構造化」を自分でできるようになって、社会に出ても通用する人間になるということが中学受験の究極の理想像だったこともあり、プリミティブな作業をするのには抵抗が少なからずあったのですが、背に腹は代えられませんでした。

    [sitecard subtitle=関連記事 url=http://konchan.net/x/archives/17688 target=]

     

    結局、メモリーチェックは夏休み終了時点で、4周ぐらいしたような気がします。算数も四科のまとめを間違えた問題を記録しておき、間違えた問題は何度が解かせました。

    その結果が上のグラフです。とある塾の公開模試の偏差値の推移で、目盛は偏差値5で、目標偏差値というのは、いい感じ校Bの80%合格ラインです。プチ・ビリギャルじゃん。

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    結局、基本の徹底が重要ってことで、それについてはかなりの確信があります。もちろん、受験生なんで、良いと思う対策は取捨選択をしながら複数実施しているので、基本の徹底の効果が何%だったのかなどということは明確には言えないのですが、参考にできるようであれば、参考にしてください。

    「構造化」の域には達することができませんでしたが、いい文章を書けるようになったので、満足しています。

    [sitecard subtitle=関連記事 url=http://konchan.net/x/archives/19776 target=]

     

    (さらに…)

  • 長女の作文が選ばれました。親バカですが、びっくりするぐらい上手でした。で、詳しく聞いてみると…

    長女の作文が選ばれました。親バカですが、びっくりするぐらい上手でした。で、詳しく聞いてみると…

    作文が選ばれたと聞いていたけれど、その文章を読んでびっくりしました。

    上手。上手というよりも、洗練されているというのが正確な表現ですかね。構成がしっかりしていて、事実と感想のバランスも良かったです。

    そして、あまりにも臨場感があるので、本人に「本当にこんなことあったんだぁ。」と無邪気に聞いてみたら、

    「ないよ。わたし、作文は、いつも嘘書くから。そのほうが、いいし。」

    と平然と答えました。

    いやー、そうなんだけどね。

    これを教育の成果というか弊害というかは微妙なところですね。

     

  • 実際の受験校と志望校は別のもの。志望校は子供が決めるべきですが、その前に親はお金を出す条件を提示するべきだと思います。

    実際の受験校と志望校は別のもの。志望校は子供が決めるべきですが、その前に親はお金を出す条件を提示するべきだと思います。

    「志望校の検討、どこを目指すべきなのか」

    http://konchan.net/x/archives/21292

    実際の受験校と志望校は別のもの。志望校は子供が決めるべきですが、その前に親はお金を出す条件を提示するべきだと思います。

     


     

    中学受験しようと決めました。次に決めることは志望校です。
    受験勉強は長丁場なので、目標が明確にないと、息切れしてしまいます。特に勉強するのは、まだ小学生ですから、具体的な目標がないと「やり抜く力」は出てきません。どんな形であれ、志望校を決めることは重要です。

    実際の受験校を決定するためには、次の3つのプロセスで決定すべきじゃないかと思っています。

    1.親の条件(=お金を払ってもいい最低条件)
    2.本人の希望
    3.成績

    後ろの工程から考えていきます。

    成績:
    成績については、模試とかを受ければ、イヤでも突きつけられるので、真実から目を背けない勇気さえあれば、大きく間違えることがないです。模試の偏差値はそれなりの母集団に対しての統計的な値ですので、結構、信頼できると思っています。
    塾の先生とかが、成績の伸び悩みによる契約の打ち切りを懸念して、生徒の良い点を必要以上に取り上げるケースってよくあると思いますが、子どもの実力を過大評価するのは大失敗のもとなので気をつけましょう。甘言を親が受け入れるのは全く抵抗がない、というよりは、溺れる者は藁をもつかむという感じで突っ走るのだけはやめたほうがいいです。当日での大逆転はありますが、それは統計的に見れば、ごくごく僅かの例外にすぎませんから。

    本人の希望:
    本人の希望は、親の希望じゃなくて、あくまでも、本人の希望ですから、注意してください。「○○ちゃんは、御三家よね、その中でも開成向きじゃないかしら。おほほ。」とかいう親が一方的に押し付けたケースだと、本人の希望がどれだけ強いか疑問です。6年生の2学期以降は、かなりの心配とプレッシャーが本人にのしかかって来るので、志望校に強い思いがないと頑張れません。ですから、文化祭に行くなり、ホームページ等で情報を教えるなりして、本人に選ばせるべきです。最終的に、本人が自分の意志で選んだ形になっていることが大切だと思います。
    また、志望校はあくまでも「志望」する学校ですから、現時点の実力はいったん棚にあげて、考えるのべきです。自分の偏差値が50だから、55ぐらいの学校を志望校にしよう、なんていうプロセスではモチベーションがわきませんし、プラスアルファの伸びは期待できないでしょう。

    親の投資条件:
    で、一番ブレるのが親の投資条件じゃないでしょうか。多くの場合、現在地の偏差値を見て、それに+5ぐらいして、大手進学塾の80%合格偏差値を水平に見ながら決めているんじゃないでしょうか。なんのポリシーもないから、模試の成績や、塾のクラス分けで志望校が乱高下するんですよね。受験校は最終的に12月から1月にかけて決めればいいので、志望校はコロコロ変えるものではないです。コロコロ変わるのは志望しているのではなく、「進学できそう校」です。
    では、親がどういう基準を設けるべきなのでしょうか。もちろん、家庭により、考え方は異なるとは思いますが、「将来の選択肢を狭めない学校」「家からできるだけ近い学校」「人脈を作れる学校」という3つの条件はある程度、普遍的だと思っています。

    3年前にも同じようなことを言っていますが、当時との違いは「余力がある」という条件が「家から近い」に変わっています。

    2月1日なんで、中学受験のことを考えてみた。果たして、うちの子たちは受験するのか?

     

    ・将来の選択肢を狭めない
    高いお金を出して、6年間通わせるのは、見栄ではなく、子供が幸せになるためですから、子供の将来の可能性を摘むような学校は選択肢としてありえません。
    大学を序列化することの是非は脇において、例えば、子供がポテンシャル的に東大・京大に行ける可能性があると思っているなら、早慶の付属校は志望校の対象外にする、同じく大学で早慶に行ける可能性があるなら、明治や法政の付属校は対象外にするということです。中学時点で、大学までのレールを引くのは、子供に対するリスペクトが足りないと思います。親は「大学に行けないリスクをヘッジした」つもりかもしれませんが、私には、「子供からチャンスを奪った」としか思えないです。賛否両論あるとは思いますが。

    ・家からできるだけ近い学校
    通学時間って無駄だと思いませんか?例えば、学校まで90分かかる場合、往復で1.5時間。
    年間に200日学校に行くとすると、年間に300時間、6年分で1800時間を通学に費やしています。1800時間って75日でしょ。もったいないですよ。青春の一番濃い時間を疲れたサラリーマンに囲まれて無駄にするなんて。

    ・人脈を作れる学校
    自分とだいたい同レベルの生徒に囲まれているので、中学高校の6年間、特別なトラブルがなければ、どこで誰と過ごしたって楽しいです。いい仲間ができることは、ほぼ間違いないでしょう。
    ただ、楽しい中高の生活の後、差がつくとすれば、卒業後の人脈です。そういう意味では、いわゆる偏差値のなるべく高い学校というのは、1つの有力な基準だと思います。が、それ以上に、それなりに人数のいる学校、あるいは、歴史のある学校というのが大切な視点だと思います。人数がいれば、同級生の誰かはいずれかの方面で活躍する可能性が高いですし、歴史があれば、活躍している先輩がいる確率は高くなります。
    そんな打算的なことは考えるなという話もありますが、親がお金を出す条件なので、投資対効果を考えることは普通だと私は思います。

     


     

    参考までに我が家の場合:

    学級崩壊の影響もあってか、本人が公立中に行きたくない、中学受験したいと言い出し、志望校を選定しました。

    • 「憧れ校A」(長女がもともと憧れていた学校)は、当時の基準の、将来の選択肢を狭めないことと人数が多いことの2つはクリアしていて、レベルが高すぎるので、入ったとしても余力なさすぎということでがネックでした。なので、第2志望として他にもう少し現実味のある学校を探してもらいました。今なら、余力云々はそれほど気にならないし、家から近いとまでは言えなくても、電車一本で行けるので、まあ、実力以外では文句はない第1志望です。
    • 「いい感じ校B」(次に行きたい学校)は、Aよりも入学の難易度は下がるのに比例して、進学実績は良くないけど、非常にバランスの取れた良い学校と親の目からは思いました。長女も文化祭に行って気に入っていたのと、Aよりも家から近いこともあり、晴れて第2志望としました。

    で、当初ではなく、受験をしていく中で、微修正した結果でも、やっぱり基準は満たしていました。(もともとのポリシーは変わっていないので、当然と言えば、当然ですが。)

    そして、残念なことに2つ学校の試験日が重なるので、長女本人には、6年生の2学期に受ける模試の結果を見て、どちらを受けるかを決めようということにしました。

    参考までに、このとき「いい感じ校B」の偏差値より遥かに低い成績ではあったのですが、これから頑張って合格できるぐらいの心意気がなければ、公立中でいいんじゃないかと思っていました。いや、言い聞かせていました。…情けないことに、最後、ブレてしまいますが。

     

    そして、私自身の場合:

    あまり覚えていませんが、塾の先生主導だったような気がします。なぜなら、それまで、私立中学校があることすら知らない田舎の小学生だったので。結果オーライだったのでいいのですが、失敗していたら、結構、後々まで尾を引いたかもしれません。でも、そんな時代だったんだと思います。

     

    (さらに…)

  • 取り上げてくれたのは嬉しいけれども、1年半ぐらい前の話なので、もう試験は終わってしまいました。

    取り上げてくれたのは嬉しいけれども、1年半ぐらい前の話なので、もう試験は終わってしまいました。

    壁にぶち当たって、子どもが独りで勉強できるような教材探しをしていた頃の投稿だと思います。

    中学受験の算数・理科 ヘクトパスカル、チャレンジでもこんなサイトがあればいいのになぁ。

    結構、丁寧でいいなぁ、と思ったんですよね。でも、今更、メインの教材を変えるのもリスクが高いので断念しました。

    http://www.hpa.kb-site.com/17-02-11/

    うれしいコメントありがとうございます。
    お子様のご健闘をお祈りいたします。がんばってください。

  • 中学受験ブログには2種類あるけど、私は圧倒的に前者が好き。というより、後者が嫌い。

    中学受験ブログには2種類あるけど、私は圧倒的に前者が好き。というより、後者が嫌い。

    前者とは、受験の結果が出る前からほぼリアルタイムに書いているブログで、後者は結果が出てから書き始めるブログです。後者のうち、不合格で、塾への不満とか、反省をするのであれば、それほど気にならないのですが、合格しました、皆さんの参考になるかと思ってはじめました、とかいうブログの大半は、事実上自慢だから、腹立たしいです。

    ちょうど2年前も同じことを言っています。

    http://konchan.net/x/archives/13522

    もっとも、引用したブログは、削除しちゃったみたいですけど。

     

    (さらに…)

  • 中学受験も、スポーツや音楽の習いごとと同じように、子どもの才能や熱意を見極めながら、やればいいと思います。

    中学受験も、スポーツや音楽の習いごとと同じように、子どもの才能や熱意を見極めながら、やればいいと思います。

    「中学受験をすべきかどうか、その是非を問う」

    http://konchan.net/x/archives/21292

    中学受験も、スポーツや音楽の習いごとと同じように、子どもの才能や熱意を見極めながら、やればいいと思います。

     


     

    中学受験をすべきかどうかを考える際には2つの軸があります。

    1つは、本人に才能があるかどうか、もしくは、勉強が好きかどうかということ。もう1つは、地元の公立中学校の質が一定レベル以上かどうかということです。

    赤二重線で囲った1と2に位置する場合:
    これは簡単です。才能がある、もしくは、勉強が好きなんだから、中学受験すればいいでしょう。何も躊躇することはないです。
    「中学受験」と聞くと小学生のうちからそんなに無理矢理勉強させてなどと嫌悪感を持つ方も多いとは思いますが、得意なんだから仕方ないですね。勉強することで知的好奇心を満足させるというとらえ方をすれば、素晴らしい習い事です。野球やサッカー、そしてピアノと何ら変わるところがありません。ジャンルとしては、公文やそろばん、最近だと英会話の少し本格版と考えればいいでしょう。

    もちろん、やりすぎは良くないです。小学生に相応しいレベルというのは存在すると思っていて、桜井さんのようなの勉強の仕方は、たとえ本人が納得していたとしても大反対です。これは、野球を本格的にやらせていて、試合に勝ちたいからといって、小学生に毎晩午後11時まで素振りさせるなんてありえないのと同じです。

    このケースで難しいことがあるとすれば、中学受験にも他の習い事にも才能がある場合、最終的にどちらを選択するかですね。これは、どちらの才能の方が輝いているかという話と、後述の公立中学校の軸と絡めて判断する必要があると思います。もちろん、本当に両方とも才能があるならば、大谷翔平選手のように二刀流で頑張るというのも良いと思います。

    青線で囲った3に位置する場合:
    これも簡単です。絶対に中学受験しちゃダメだと思います。この層を親のエゴや見栄で受験させようとするといろいろなトラブルが起きます。あたりまえですね、向いていないんだから。素直に勉強以外の子どもの良いところを伸ばしてあげましょう。中学受験をしたら偉いとか、将来が安泰とかそういう訳じゃないですから、運よく、地元の中学校もレベルが高い訳ですから、慌てる必要はないと思います。

    紫点線で囲った4に位置する場合:
    この場合は難しいです。いろいろな意見はあると思いますが、私は中学受験をおすすめしません。なぜなら、受験の難易度は、「中学受験>>>>>大学受験>高校受験」だと思っており、中学受験で望む結果を得ることが難しいからです。才能がそれほどなくても成果を出せるのは、中学受験ではなく、高校受験や大学受験であり、チャレンジするなら、そちらのほうがずっとリーズナブルなはずです。

    私の周囲でも、高校受験させたくないから、中学校で内申点が取れないから中学受験させると真顔で言っている方もいますが、これは上記分類だと3のケースであり、中学受験という選択肢は明らかに間違っています。(ただし、内申点という制度に問題があるということについては、激しく同意しますが。)
    才能がないのに難易度が高いほうにチャレンジさせたら、失敗の確率がそれだけ高くなるだけです。山頂に行くのに、なだらかな長い道と最短距離で行ける崖があるとき、長い距離歩くのがイヤだからという理由で、崖から頂上を目指すようなものです。

    低いレベルの公立中学校に通わなければならないという問題はどうするかという点が残りますが、特定の学校のみレベルが低いなら、周囲の学校に越境することも検討していいでしょうし、PTAとか教育委員会とかに働きかけて改善しようとするのもいいでしょう。また、学校には見切りをつけて、学校外での活動で活躍する場を検討するのもいいでしょう。本当にひどい地域なら、孟母三遷じゃないですけど、引っ越しも考えてもいいです。持ち家だと辛いですが、賃貸ならできるはずです。(持ち家の場合も、家を買う際に、子どもが生まれたとき、子育てに適した環境かどうかは考慮に入れておいたほうがいいですね。)

     

    要するに親は子ども才能のあるなしを見極めることが重要です。小学生ですから、ある程度の誘導はできますが、ムリさせていいことはありません。では、どうやって才能を判断するかですが、低学年のうちから4教科(特に2教科、最悪でも算数)の成績が悪くはないのが最低条件だと思います。なぜなら、低学年の内容で躓くというのは、諸事情はあるとしても、受験勉強の才能があるとは思いにくいからです。

    そして、最終的に受験に成功するかどうかは、以前にこのブログでも取り上げた「やり抜く力」があるかどうかがポイントになると思います。

    コツコツ努力する人間が最後は報われると思います。努力できる才能ですね。

     

    一般的に中学受験に成功すると、将来が明るいというイメージを持っている親御さんも多く、そのために無理をさせている事例もあると思いますが、悲しい勘違いだと思います。
    実は「やり抜く力」がある子が合格しやすく、「やり抜く力」がある子はもともと、将来、他の場面でも成功しやすいということで、中学受験と将来の成功との直接の因果関係はないと思っています。

    だから、社会的成功を目指すには、中学受験合格を目指すのではなく、「やり抜く力」を鍛えるのが良いと思っています。そして、一定の才能がある子、もしくは、勉強が好きな子にとっては中学受験は良いトレーニング手段だと思っているので、該当する子には中学受験を勧めます。小さいうちに、脳みそを鍛えるという付随する効果もありますから。

    でも、心配しないでくださいね。勉強が好きでない子については、別のことで「やり抜く力」を鍛えればいいだけですから。手段はいくらでもあります。

     


     

    参考までに我が家の場合:
    親バカかもしれませんが、小さい頃から、どちらかと言うと賢いと言われることが多かったし、学校でのテスト点も悪くなかったので、最低限の才能はあったと思います。長女が自分で「地元の中学校には進学したくない」と強く主張したので、中学受験を意識しました。

    ただ、私の住んでいる地域は、公立中学校の評判も良く、比較的レベルが高いと思っていたので、本格的な才能がないなら、無理して中学受験に挑戦せずに、高校受験から入ったほうが楽じゃないかなぁ、と考えていました。

    が、ある出来事で、認識を変えます。

    学級崩壊。

    学級崩壊している長女の授業参観。クソつまならい。これじゃあ、崩壊するのもあたりまえ。解雇されないのが不思議。

    先生は使えないし、教室は大変な状況だし、学校公開では、どこかのお母さんが何故か教卓の下で泣いている子の首根っこを捕まえて、教室から引きずり出しているし、もう動物園以下。

    その後に開かれた緊急保護者会も最悪な出来栄え。ああ、ここイヤだな、と思いました。

    こんな心の変化で、中学受験を目指すことにしました。ハードルを下げたということですね。

    受験勉強のやり方は大手進学塾が大嫌いなので、自宅学習をベースに考えましたが、それは、また今度書きます。

    結構、うまく行きませんでした。いつも激怒していたという印象です。血圧に良くなかったですね。

    長女がだらだら時間だけかけて勉強して、覚えなければならないことを全く覚えていないので激怒。もう潮時かと思う、今日、この日。

     

    冷静に考えてみると、第1志望に合格するのは2割程度、全滅するのが2割程度、残り6割が第2志望以下で妥協すると、なかなか厳しい戦いではあるので、親がブレまくって、子どもに迷惑がかからないようにしないといけませんね。でも、それって、野球やる場合でも、ピアノやる場合でも一緒な気がします。どんな分野であれ、子どもの才能を見極めて、正しく伸ばす方向に導くというのが親の役割だと思います。

    そして、落ちたっていいじゃん、と思えるような挑戦をできるといいと思います。

    落ちたっていいじゃん、受験のための本というより、ハートウォーミングな読み物ですね。

     

    (さらに…)

  • 芦田愛菜ちゃんが女子学院合格という噂、素晴らしい。中学受験に必要な力と期間を考察した記事に共感。

    芦田愛菜ちゃんが女子学院合格という噂、素晴らしい。中学受験に必要な力と期間を考察した記事に共感。

    だいたい同感です。

    大手塾は煽りすぎだという印象で、資格を取ってないとリストラされますよと言って、高額な講座を売りつけるのと同じビジネスモデルです。

    http://bylines.news.yahoo.co.jp/yahagikunihiko/20170215-00067723/

    ●スポーツや習い事と中学受験は「両立」できないのか

    単刀直入に言えば、学校外での活動と中学受験勉強は多くの場合両立できる。ではいったい何が「両立できない」と言われているのかというと、予備校や進学塾のカリキュラムと両立できないのだ。中学受験対策を謳う多くの大手塾が、平日に四教科の授業を行い、土日にテストや特別講座がある。そのため5、6年生は週5日~6日塾に通うことになる。そうなるとスケジュール的に他のことをやる時間がとりにくい。つまり、塾に合わせるという前提が両立を難しくしているのだ。

    小さい塾や個人塾は融通は利く場合が多いが、内容や持っている情報の面で心配だという声も聴く。この点に関しては、中学受験をちゃんと知っている講師が担当しているのであれば問題は無い。塾が持っている情報も、学校からの情報と過去問題やネットから手に入る情報のほかに有用なものは多くはない。大事なのは、生徒一人一人の状態を把握して、適切に指導することであって、それはデータではなく、個々の講師の情熱とスキル、そして相性による。

    もっとも、両立するためには前提として基礎的な学力が必要であることは間違いない。しかし、ここにも偏見がある。この基礎的な学力が無ければそもそも、塾のカリキュラムに乗って物量をこなしたところで学習効果はあまり望めないのだ。

    ●受験勉強に必要な「基礎的な学力」

    まず最も大事なのが「論理的な国語力」言い換えれば、正確に日本語を読み書きする能力である。これがすべての教科の基礎になる。教科書や問題文を正確に読めなければ、当然のことながら学力向上は難しい。多くの生徒がここで躓いているにもかかわらず、教科を分断した集団授業ではその問題解決が難しく、置いて行かれたままカリキュラムだけが進むことになる。

    次に大事なのが、「計算力」と「図形思考力」。これらは個人差があるものの、正確さとスピードを身につけるにはある程度訓練が必要である。計算が遅いという理由で、いつも問題を最後まで解くことができず、思考力を高めるところまで行かない生徒も多い。集団授業では置いて行かれることが多く、遅い分実際に解く問題量が少なくなるので、ますます差がつくことになる。

    これらの力をつけるのは学校でも家庭でも、その他の習い事でも可能である。意味を理解し、意識して正確さを心がけるだけでも効果がある。そして、これらの基礎力があるのであれば、集中して短期間で受験勉強をすることは十分に可能である。芦田さんの場合、大人に混じって仕事をすることや、台本などを繰り返し暗唱することなどで、論理的な国語力が養われていたのではないかと考えられる。

  • CMSを使いこなせていないせいで、コメントを完全に見逃していました。本来ならば、受験前に勇気づけられるはずだったのですが。

    CMSを使いこなせていないせいで、コメントを完全に見逃していました。本来ならば、受験前に勇気づけられるはずだったのですが。

    標準のコメントシステムがスパムだらけなので、Facebookのコメント機能を使っていたのですが、通知が来ないので、コメントがあったことを全く気づきませんでした。

    はじめまして。
    ブログ読ませていただきました。
    自宅学習で中学受験を終了した中3生の母です。
    中3生が受験期のころにはベネッセの中学受験講座が開講していませんでしたから、四谷大塚のテキストを通販して受験勉強していました。

    通塾していないと入学後に疎外感を感じるといった都市伝説は無視して大丈夫かと思います。
    自宅学習のおかげで家庭学習の習慣もつきましたし、Y60程度を推移している中堅校ですから大したことはないのですが、比較的上位をキープしつつ高校に進められそうです。
    結果オーライで、塾なしが弊害になることもなく学校生活を送っています。
    通塾していないと情報を得るのが大変なこともありましたが、余計な情報も入ってこなかった分、志望校に思いきりチャレンジできたと思います。

    長くなりましたが、どうぞお子様の力を信じて最後までサポートして差し上げてください。
    陰ながら応援させていただきます。
    (たまにブログ読ませていただくだけになりますが)

    ありがとうございます。そして、すみません。

    他にも、気づいていないだけで、同じような方がいるかもしれません。あわせて、すみません。そんなこともあり、標準のコメントシステムに戻しました。

  • 中学受験の振り返りを頼まれてもいないし、参考になる人がどれだけいるかわからないけど、書こうと思っています。

    中学受験の振り返りを頼まれてもいないし、参考になる人がどれだけいるかわからないけど、書こうと思っています。

    以前の投稿でも宣言したように、この3年間、いや、2年間、もしかしたら、半年間(当初、ゆるーく始めたので、スタート地点が今となっては不明瞭)を整理して、記録してしておこうと思いました。

    読んでくれる人がどれぐらいいるのかはわからないけれども、塾に通わせないことを除けば、極端なことはしていないので、比較的、参考にしやすいのではないかと勝手に思っています。桜井さんの真似なんで普通は無理でしょ。

    (さらに…)

  • 本人が望んでいるのでいいけれども、塾に通わないということは、合格しても既存の友達がいないってことですね。

    本人が望んでいるのでいいけれども、塾に通わないということは、合格しても既存の友達がいないってことですね。

    入学に向けての説明会的なものに行ったみたいだけど、本当に誰も知り合いがいなかったという話。(人数が多く、全員の顔を確認したわけじゃないので、入学式でばったりというケースはあるかもしれませんが。)

    長女は新生活をはじめるにあたって、知っている人がいないほうがいいと言うので、まあ、いいんですけどね。

    入学後に、塾での友達がいるというのは、一般的には塾に通うメリットなんじゃないのかなぁ、と思います。